オリンピック返上『ちゃぶ台返し』戦法 〜賛成!だけど天皇の生死を政治利用するのは尊厳無視では? | ☆Dancing the Dream ☆

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『週刊現代』がすごい記事を書いています!!


「東京オリンピック返上」という選択を真面目に考えてみる
  ーー実は前例もあった!
2016年11月30日
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50311

《一部転載》しますと…

〜〜〜 弱気になっては、「小池旋風」を維持することができない。これまで高々と持ち上げられてきた以上、落とされたときの衝撃もまた大きい——だからこそ、ここで小池氏は、日本中が驚愕する「ウルトラC」を、先手を打って繰り出すほかないのである。

「『東京オリンピック返上』を国民に提案する。いわば、『ちゃぶ台返し』戦法ということです。
オリンピックをやるかどうかの決定権は都知事にあります。もちろん政府・自民党から猛烈な反発を浴びることは確実ですが、国民の中には『こんなに費用がかさむなら、返上してもいい』という声は意外に多い。トランプ(次期アメリカ大統領)支持者のように、森さんや石原(慎太郎元東京都知事)さんのような既得権益者が、吠え面をかく様子を見たい、という国民もいるでしょう」(都庁幹部)


総理大臣が衆議院解散で信を問うのと同じく、小池氏が自らの首を懸けて五輪返上を国民に問えば、国を二分する激論になることは間違いない。

小池氏は、この「ウルトラC」を本当に実行する権限を持っている。そして、「オリンピック返上など、聞いたこともない」、「世界に対して恥をかくだけではないか」と思う向きもあるだろうが、実は前例がある。

〈決断のときです。国民に、いや、世界中に『すみませんでした。間違いでした。オリンピックは他のところでやってください』と言うべきです〉

これは「チーム小池」のメンバーが、オフレコの場で小池氏に詰め寄った時の言葉——ではない。かつてアメリカ・コロラド州の州都デンバー市が、'76年に開催予定だった冬季オリンピックを返上したときの、地元下院議員の発言だ。〜〜〜〜



小池知事は、
「東京オリンピックの予算を徹底的に見直す」とぶち上げて
都知事選に圧勝したけれど、
チーム小池が見積もってみれば、「3兆円超」
これでは、舛添の見積もりと変わらない。
せいぜい奮闘して浮かせる事ができる金は400億円程度。

オリンピック、東京タワー、新幹線 → 高度成長…
いつの話ですか?
オリンピック、スカイツリー、リニアで、
高度成長しないって!
なにを周回遅れなこと考えているんでしょうね!

そもそも、
安倍のアンダーコントロール発言に始まり、
新国立競技場問題や、佐野のエンブレムのパクリ問題や、
東京オリンピック招致委員会(JOC)と電通が仕組んだ
国際オリンピック委員会(IOC)委員への裏金誘致工作問題、
当初予算は3013億円からどんどん膨らんで3兆越え…

都民といわず、国民は、
こんな出鱈目に怒らないわけがないじゃありませんか‼️
バえカも休み休み言え!と思っているわけでしょ?

「オリンピック返上」「ちゃぶ台返し」作戦!やりましょう‼️
返上となると、1000億円単位の違約金の発生。
「3兆円という巨額の予算と比較すれば、安いもの」
まったくその通り!いいじゃないですか!
違約金払って、やるべきことやりましょう!

1972年の夏期オリンピックの 開催3年前に成し得た
州民投票の実施で反対派多数!「ちゃぶ台返し」に成功したデンバー!
米コロラド州デンバー ➡︎ オーストリアのインスブルック
開催地の変更もできたのですね。

ひとつだけ、この記事の主張の中で、
賛成できないのが、
天皇陛下の『生前退位』の問題を、
オリンピック返上のカードとして切ろうという考え方です。

『もし2020年の前半に自分が死んだら、オリンピックどころではなくなる』
退位さえしていれば、万が一のことがあっても
国を挙げた『大喪の礼』を行う必要はないが、
「生前退位」が実現しないとなれば、
オリンピック直前に「その日」が来てしまうかもしれない。
天皇ご自身が、それを誰よりも心配している、
という解釈で、
安倍総理に「天皇陛下の生前退位を認めないと、オリンピックを返上する」
という交換条件を突きつけるという作戦もあるというのです。

しかし、
天皇陛下のお気持ちのご発言は、
これまで全身全霊を持って務められてきたように、
これからも憲法の下もと天皇は国政に関与せず、
どのような時にも国民と共にある象徴であり続けることを念じているということ、
年齢的な体力の衰えから、退位し「皇太子への攘夷」したいというご意向、
合わせて、大袈裟な『大喪の礼』はもう控えて欲しいということでした。

美智子妃殿下が「生前退位」という言葉を用いた大々的な報道に
痛みと衝撃を感じたという発言をされていましたが、
確かに、天皇は天皇としての務めが充分果たせなくなる前に
「譲位をしたい」ということを述べられたのであって、
「生前退位」などという言葉は使われていません。
「生前」という「死」を連想させるような言葉を用いるのは、
天皇に対してでなくとも、失礼ですし非常に無神経な表現でした。
私自身も、違和感を感じながらも
事象の名として安易にこの言葉を使っていたことを
恥ずかしく思い反省したのですが、

いくら出鱈目な「オリンピック返上」するためとはいえ、
天皇の生死の問題を切り札にするなどということは、
天皇自身のお考えの中に、そのような心配が含まれているとしても、
あまりにも、一人の「人」としての尊厳を無視し過ぎではないでしょうか❓

天皇陛下は、
自民党の改憲案にみられるような
天皇を「日本国の元首」に祭り上げ政治利用しようとする考えに、
厳然と反対の意思を表明されているわけですが、

この記事にあるような
オリンピック返上の作戦に
天皇の問題を政治利用するという考えは、
いくら何でもいかがなものでしょうか❓