21世紀の精神異常者・Twenty First Century Schizoid Man(和訳) | ☆Dancing the Dream ☆

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今夜は、キングクリムゾンの名盤、
デビューアルバム『In The Court Of The Crimson King』から、
"Twenty First Century Schizoid Man"を訳してみます。

このタイトルは、
直訳すると"21世紀の精神異常者"な訳ですが、
レコード制作基準倫理委員会とやらのリンリキジュンに触れるのだそうで、
邦題は、"21世紀のスキッツォイド・マン"
・・ということになっているらしいです。

直訳するのはマズくて、
カタカナにすればリンリキジュンに触れないとは、これ如何に?

日本のリスナーは、洋楽の歌詞の中身なんか
ほとんど知りゃしない。
「スキッツォイド・マン」の Schizoid の意味なんか
誰も知りゃしないさ~~
チミタチは、解んなくっていいんだよ~ という、
レコード制作基準倫理委員会の態度がミエミエですね。
リスナーを小馬鹿にして、
言葉狩りをする
そっちのその態度の倫理感の方が問題じゃ?!

それにしても、
45年前のこの歌が、
これほど、リアルに感じられるとは・・・叫び

それに、このジャケットの顔、
叫び←ムンクを凌ぐくらいヤバイよね・・

でも、今、
日本で一番怖いのは、
表面、うすら笑い布袋顔の 
スキッツォイドマン・安倍シンゾーですね。 



Twenty First Century Schizoid Man
   21世紀の精神異常者

words by Peter Sinfield  music by Fripp, Giles, Lake, McDonald & Sinfield
Released:October 12, 1969  Recorded:August 1 & 20–21, 1969


 Cat's foot, iron claw
 Neuro-surgeons scream for more
 At paranoia's poison door
 Twenty-first century schizoid man

 猫の忍び足 鉄の爪を持った
 脳神経外科医が「もっと!」と金切り声を上げる
 妄想症に毒された扉で
 21世紀の精神異常者 

 Blood rack, barbed wire
 Politicians' funeral pyre
 Innocents raped with napalm fire
 Twenty-first century schizoid man

 血塗れの拷問台 有刺鉄線
 政治屋たちを焼き殺す薪の山
 ナーパム弾に犯される罪なき人々
 21世紀の精神異常者 

 Death seed, blind man's greed
 Poets' starving children bleed
 Nothing he's got he really needs
 Twenty-first century schizoid man

 死の種 盲者の強欲
 詩人は飢え 子供たちは血を流す
 奴には本当に必要なものは何も手に入らない
 21世紀の精神異常者
 




Barry Godber(1946-1970)
バリー・ゴッドバーは、名門Chelsea Art Schoolに在学中に、
あの鮮烈な『In The Court Of The Crimson King』のジャケットカヴァーを描いた。
バリーは、キングクリムゾンの作詞家ピーター・シンフィールドの友人で、彼のいくつかの言葉と、アルバムのトラックを少しを送られ、これをアイデア源として、史上に残る"顔"を生み出した。
卒業後はコンピュータープログラマーになったが、『In The Court Of ~』がリリースされた翌年に、心臓麻痺に襲われ亡くなった。享年24歳。

  
アルバムに使用されたものの他に、この2バージョンが存在する。

原版は、現在、ロバート・フリップが所有し、
ロバートは、バリーの絵についてこう語っている。

「ピーター(シンフィールド)が持ち込んだこの絵をバンドはとても愛していたんだよ。僕は最近、事務所からあの絵のオリジナルを取り戻したんだ。E.G. Recordsは、彼の絵を光に晒したままにしていて、台無しにする可能性があったから、結局僕の手元に置いたんだ。あの絵の顔は、外側は精神異常者の顔で、内側はキングクリムゾン(血塗れ〈赤〉の王)の顔なんだ。これに何を付け加えられる? これは音楽を映し出している。」