ルパード・マードックとアルワリード王子とマイケル | ☆Dancing the Dream ☆

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The Joy of life ♡
with ☆Michael Jackson☆


マイケルとルパード・マードックの縁は深い。
ルパードマードックとは、
悪名高い世界のメディア王であり、
21世紀フォックス及びニューズ・コーポレーションの株主、代表取締役という立場でテレビや新聞、映画、雑誌、音楽産業、インターネットなどを中心とした世界中のメディア企業を牛耳っている。

時は、ふた昔前、1993年のスーパーボールのことだ。
ルパート・マードックが所有するフォックスは、
ナショナル・フットボール・カンファレンスの放映権をもっていた。
そして、社長マードック、直々の発案で、
スーパーボールのハーフタイムショーに
マイケルジャクソンが起用されたのだ。

それによって、スーパーボウルの視聴率は鰻登り。
驚異的な視聴率を生み出した。
スーパーボウルを世界で最も価値のあるスポーツイベントのブランドに変えたのはフィールド上の戦いではない。
それは、テレビでハーフタイムショーを観戦する
視聴者獲得のための戦いだったのだ。

そして、その10年後。2003年のこと。
あの児童虐待裁判へ発展する火種となった
ITV Granada制作のマーティンバシールによる『マイケル・ジャクソンの真実(Living with Michael Jackson) 2003年2月』に対するマイケル側からの反論番組を仕掛け、放映したのが、フォックスなのである。

マイケルが編集にかかわっていない反論番組「The Michael Jackson Interview: The Footage You Were Never Meant To See(裏切られたマイケル・ジャクソン)」もまた高視聴率となったが、証明しようとしたバシールの狡猾さよりも、人々の関心は白血病の少年とマイケルの関係に向けられた。この反論番組の作りは、明らかに粗雑で反論というよりも、火に油を注ぐ愚かで幼稚な小競り合いに見えるように作られていた。



マイケルジャクソンを利用して儲けた
ユダヤ・オーストラリア系アメリカ人ルパード・マードックは、
ブッシュ政権と共に、イラク戦争を仕掛けた
戦争仕掛人と言われている。


「テロの黒幕はイラク」「イラクが大量破壊兵器を持っている」というブッシュの誤った主張を支持して反イラク・プロパガンダを行い、
この戦意高揚キャンペーンで
マードックのフォックスは視聴率でCNNを抜いてトップに立った。
そして、アメリカの世論を戦争へと導いたのだ。

マイケルが、
マンデラ氏との会談でインスピレーションを受けて生まれた
「What More Can I Give」を携え、
第二の「We are the world」として
多くのアーティストと共に、
大きな平和活動を展開しようと動き始めたが、
この運動は、ことごとく妨害された。

やがて、児童虐待事件の裁判へ、そして、
マイケルは財政危機に陥ることとなる。

マイケルはフォートレス(ヘッジファンド)へローン切り替え。
ソニーはこの取引の補助をし、Sony/ATV半分を買収できる権利を確保(現在のエステート管財人でもあるJブランカが介在)。
業務管理はソニーに移行。ネヴァランの危機。
  
ジャーメインの現妻ハリマのいとこでもあるトーメトーメ(コロニー・キャピタルのバラックと縁戚)は、ジャー兄を介し、マイケルのマネージャーになりバラックに引き合わす。
   
コロニー・キャピタル(トーマス・バラック)が
フォートレスよりローンを買い取り、ネヴァラン競売を免れる。

バラックからAEG(アンシュツ)へマイケルのカムバックの打診。(O2アリーナはアンシュツが買収済)
   
AEGコンサート部門CEOランディ・フィリップ07年よりMJをマークしていたが、契約は拒否されていた。
アンシュツの指示でランディ・フィリップはO2アリーナでの「TII」企画。(ジョンブランカMJの死の1週間程前に契約)
  
そして、マイケルジャクソンの死。
02年に書かれた遺言書が有効となる。エステートは、弁護士のジョン ブランカと音楽エグゼキュティブで家族の友人であるジョンマクレインによって管理されるという州判事の裁定。

エステートとソニー・ミュージックが、マイケルの未発表音源を中心に向こう7年にわたり、10枚のアルバム分の作品をソニーに渡し、発売することで、2億ドル以上(約200億円)の契約を交わした。
尚、マイケルが85年に買収した音楽出版社ATVミュージックは、95年、ソニーがその半分の権利獲得。現在このATVの価値は、半分でも10億ドルと見積もられている。

このような流れの中で、
マイケルの死後2枚目のアルバム『Xscape』は、
大々的なプロモーションを行い、
現在、絶賛大ヒット中である。


・・時を1999年に戻そう。

ソウルとベルリンでの
ミニツアー「マイケル・ジャクソン&フレンズ」は、
ババロッティのミラノでの「パヴァロッティ&フレンズ1999」と
連動して行われ、「What More Can I Give」が、
世界中で衛星中継にて発表される予定であったが、
プリンス君の急病でババロッティのステージのリハが行えずマイケルがこれをキャンセルし、エリザベステーラー、ババロッティなどがマイケルのステージをキャンセルするなど、様々なアクシデントが重なり、まとまりに欠け、これに失敗した。

さらに、ベルリンのステージでは、
あろうことか、平和を象徴する分断された国を結ぶ「Earth Song」のセットの橋が、マイケルを乗せたまま落下し、
マイケルは後々まで後遺症を残すほどの重傷を負った。



そして2001年9/11、
世界を震撼させた「アメリカ同時多発テロ」が発生する。
この被災者へのチャリティーソングとして、
「What More Can I Give」を再びリリースしようと
試みるが、エグゼクティブプロデューサーがポルノに関係していたということなどを出汁に妨害される。


やはり、このような逆風は、
セットされたなんらかの妨害工作なのだろうか??


驚くべきは、マイケルの死後、
マードック帝国に激震生じる事態が発生した。
マードック帝国傘下のイギリスの日曜大衆紙
「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の盗聴取材事件である。
その事件の内容をまとめて説明している動画が↓コチラ。





盗聴取材でマードック帝国に激震(←事件の詳細はこちら)

■マードック・メディア帝国■
アメリカ
本  社 ニューズ・コープ
ルパート・マードック会長(80)
・ウォールストリート・ジャーナル
・FOXテレビ(ネットワーク)
・FOXニュース(ケーブル)
・20世紀フォックス映画
・ハーパーコリンズ(出版)
イギリス
子会社 ニューズ・インターナショナル
ジェームズ・マードック会長(38)
・サン(大衆紙)
・タイムズ(高級紙)
・サンデー・タイムズ(日曜高級紙)
・ニューズ・オブ・ザ・ワールド (7月10日廃刊)
・BSkyB(衛星テレビ,株式39%保有)
その他
・オーストラリア 約150メディア
・スター・インディア(インド最大のケーブル局)
・スカイ・イタリア(イタリアの衛星放送局)など

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このような事態に陥ったマードックに助け舟を出したのが、
ニューズ・コープ の大株主、
キングダムを通じ議決権を持つ
ニューズ・コープ の株7%を保有している
マードック家に次ぐ2位の株主、
サウジアラビアのアルワリード王子である。

アルワリード王子は、
引き続き同社のマードック父子の
「リーダーシップを信頼し支えていく」との考えを表明した。



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サウジアラビアのアルワリード王子と言えば、
マイケルが、ソニーとの関係が悪化し始めた頃、
映画界進出やアミューズメント事業などを計画し、
「Kingdom Entertainment」を設立したビジネスパートナーとして現れた大富豪である。


「Kingdom Entertainment」は、
ヒストリーツアーのスポンサードと、
映画が「Ghosts」が制作を除いて、
計画した新ビジネス事業は
ことごとく失敗に終わった。

あれは、いったい、なんだったんだろう?