『少女の物語/Herstory』(従軍慰安婦の物語)~キム・ジュンギ監督 | ☆Dancing the Dream ☆

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修正の効かないペンで、迷いなく筆を進めていく、
驚くべき描画力!
 
韓国の漫画家でありアニメーション監督 キム・ジュンギ氏!






『少女の物語/Herstory』
日本軍の従軍慰安婦としてインドネシアのジャワ島へ連行され、数年間の慰安婦生活を送ったチョン・ソウンさん(1924~2004)。彼女の生前のインタビュー音声をそのまま使用して作られたアニメーション。
日本人に対抗した罪で投獄される父の身代わりに日本へ働きに出るつもりだった、少女ソウンさんの体験談。


【監督・談】

Q:『少女の物語』を見ると、感情の節制がとてもよくできているようです。感情に訴えないで、ありのままだけ見せていますが、そういう演出をしたんですか?

キム・ジュンギ監督:はじめからそういう風にしたかったです。日本人が作ったと言っても信じられるくらいの作品をと思ったんですよ。韓国人の視覚に偏った内容を記したくはなくて。ある人は、朝鮮人が先立って少女を連れて行く内容は抜いた方が良いんじゃないかと言う人もいました。でもそれが事実じゃないですか。そして資料を探している途中で分かった事実ですが、慰安所を管理する人々は朝鮮人達でした。でも、そうだとして日本政府に兔罪符が生ずることではないでしょう。

慰安婦女性の中には日本人たちもいたと言います。でも、その人達は本当にお金を稼ぎに行ったのでした。戦争初期に慰安所が設立した時からあったんですよ。でも需要があって幼い女の子達を連れて行ったのです。日本は人類歴史上してはいけない事をしたことに対して認定をし、この事を解決しなければならないと思います。

無条件的に日本が悪いという意味ではありません。『少女の物語』を作りながら感じたことだけれど、慰安婦のお婆さんたちが皆亡くなれば、日本と我が国は絶対仲直りできる余地が残らなくなります。容赦を求めることができる状況にならないから。僕が『環』を作ることも同じ理由からです。日本の国民に知らせることができれば良いと思います。“靖国神社に参拜するのにどうして君たちが大騒ぎするの?”と言いますが、これはないと思います。無理強いされ連れて行かれた我が国の人々2万7千名が、日本の天皇のために争って死んだ戦争の神さまと仰ぎ敬われています。子孫たちが反対するにも関わらず。意識ある日本の人々でさえ、名簿から除いてくれと言って訴えても全然受けつけてくれないと言います。犠牲になった日本人たちも無惨なのですよ。靖国神社に自分の子どもが3人入っている母親が詩を書いて靖国神社を訴え、叶わず亡くなったお婆さんもいます。日本人も知っていなければならない問題だと思います。

日本と韓国が近づかなければならないと思います。
お隣り同士なのに争う理由がないでしょう。