希望へと至る道程には、絶望が埋め込まれている。
そこを経ることなくして希望を手にする ことはない。
――― 鎌仲ひとみ監督
この言葉…ナウシカにも 同じような台詞があった。。
私達は血を吐きつつ、
繰り返し、 繰り返し、その朝をこえて飛ぶ鳥だ!!
――― ナウシカ
■『ヒバクシャ――世界の終わりに』
■『六ヶ所村ラプソディ』
■『ミツバチの羽音と地球の回転』は、
鎌仲ひとみ監督&グループ現代製作による
2003年から取り組み続けている原子力と放射能の実態を世界各地に取材した
三部作。
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■『ヒバクシャ――世界の終わりに』は、
1998年、監督はイラクを訪れた。湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾により白血病を病んだ子供たちが次々と命を落としていく。その中のひとり、14才の少女ラシャは「私を忘れないで」というメモを残して亡くなった。広島で被爆した医師、肥田舜太郎氏の医療活動や、原爆のプルトニウムを生産したアメリカのハンフォードで長年核汚染に苦しめられているトム・ベイリー氏の政府への訴えなど、“ヒバクシャ”たちを取り巻く環境について考える。
■『六ヶ所村ラプソディー』
(Rokkashomura Rhapsody)は、
2006年公開の鎌仲ひとみ監督の自主上映会という形で視聴されることが多い特異な映画。
六ヶ所村近隣住民の生活の様子を、背景やそれぞれの思いを交えつつ構成し、
核燃料再処理施設の問題を扱うドキュメンタリー映画。
賛成派、反対派、中立派それぞれの住民が登場しているが、再処理施設を運営する日本原燃の職員の登場は先方に断られたとのこと。
イギリスのセラフィールド再処理工場も取材し、日常的に放出される放射性物質の影響についての問題提起を行っている。
■『ミツバチの羽音と地球の回転』 は、
山口県上関原発の問題と向き合う祝島の人々と、スウェーデンでの、地域自立型のエネルギーを創り出し持続可能な社会を模索する人々の取り組みを追ったドキュメンタリー。祝島の原発予定地には、絶滅危惧種とされている希少生物が棲息しており、エネルギーと自然の共存がいかに大切かを観る者に問いかける。原発重視かつ電力独占体制の日本のエネルギー政策、エネルギー問題を真摯に考える作品。
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さて…
鎌仲ひとみ監督が、この核の三部作の完結編を作っていた
ちょうど同じ頃…
海の向こうで、マイケルジャクソンが、史上最大のショーを
準備していた。。。
そのショーのために新たに作られたフィルムの一つ
新SMOOTH CRIMINAL。
そのテーマは「核」だ…と私は思っている。
マイケルジャクソンの
新SMOOTH CRIMINALのSFのお話は、
つづく。。。