続・Thank You / For Talkin' To Me Africa ~「暴動」② | ☆Dancing the Dream ☆

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続・Thank You / For Talkin' To Me Africa ~「暴動」①

のつづきです・・

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 アルバム「暴動」のジャケット         アメリカ合衆国の国旗・星条旗
 タイトルもアーティスト名もない・・
  1971年11月リリース 


スライはこの頃、麻薬中毒に侵されていた。
スライが薬物に走った理由の一つは人種問題から来る軋轢で、黒人選民思想を説くブラックパンサーは、スライに対して白人メンバーのグレッグとジェリーをバンドから追い出し、もっと黒人寄りの曲を作るように圧力を掛け続けた。
薬物の影響で人格に荒廃を来たしたスライは、ラリー・グラハム(チョッパーベースの先駆者。ベーシストにとっては神のような存在)にバンドの主導権を乗っ取られるのではないかとの妄想に取り憑かれ、銃を振り回し、何度となく逮捕起訴され、コンサートで大幅な遅刻とキャンセルを繰り返した。・・といわれている。。(wikiにも)
スライがラリーを殺そうとしたこともあるとか。。seiえー!!!

あわあわ~(゚Ω゚;)・・あのね・・ちょっと、スライの立場になってみると~ですが・・
ラリーは、全き素晴らしいベーシストですが・・*エホバの証人の熱心な伝道者でもあり、プリンスも彼に影響されて入信したくらいなんです。。
私の想像の域の話ですが、、ヤだったんじゃないですかね~スライは。。sei
この手の説教が。。よかった

そんな状況下でバンドは分解状態となり、プロモーターから見捨てられ、
ファンの支持を失った。1975年の公演に失敗し活動を停止。
公式の解散は1981年。

この「暴動」というアルバムは、期限が遅れ、スライがスタジオに缶詰になり、ほとんど一人でリズム・ボックスを駆使しオーバー・ダビングで録音して完成させ、個人でそのマスターテープをレコード会社に送ったもの。
他のメンバーの演奏が含まれた曲も収録されているが、各々別に録音したものをオーヴァーダビングしている。

↑上画のようにこのアルバムのジャケットは----
どんな文字も・・タイトルも、アーティスト名もジャケットには記されていない。。
いわば、無印・・覆面・・アルバム。。
ここで思い出すんですよね~~~叫び

スライのThank youをリミックスした
Scream Louder (Flyte Tyme Remix)の入った・・
マイケルの謎のアルバム・・
「Blood On The Dance Floor/HIStory In The Mix」
 を~ビックリマーク叫び

似ちゃぁいませんか !! アップ

『 There's a Riot Goin' On 暴動』 と
『Blood On The Dance Floor/HIStory In The Mix』
は、
闘い方が同じなのだ !! 叫び

ぶらっど~は・・常識破りの、まったく何の宣伝も無くいきなり店頭に並ぶという斬新かつ挑戦的な販売手法。
製作までの経緯などもあまり詳しく公開されていない。
発売に関して何の予告もなかった上・・・
マイケルの意図で、表題曲以外の新曲歌詞は日本語版にも載せられていない。
さらにUS版で「over 76 minutes」となっているのに75分57秒程度しかなかった・・・

この空白は・・・ひらめき電球 ビックリマーク

閃きました・・・!!ひらめき電球 hoshi* キラキラ

  目~~~~!!  ひらめき電球 ひらめき電球 ベル


『 There's a Riot Goin' On 暴動』のA面を見てみましょう叫び

1ラヴン・ヘイト ("Luv n' Haight") - 4:01
2子供のように ("Just Like a Baby") - 5:11
3ポエット ("Poet") - 3:01
4ファミリー・アフェア ("Family Affair") - 3:04
5アフリカは君に語りかける(アスファルト・ジャングル)
 ("Africa Talks to You 'The Asphalt Jungle'") - 8:45
(曲番無し)暴動 ("There's a Riot Goin' On") - 0:00

最後の曲は・・・
(曲番無し)暴動 ("There's a Riot Goin' On") - 0:00  はてなマークあせる

みなさん、わかりますか?

0:00 ・・・  無音・・・ 聴き取ることは不可能ですねあせる

感の良い方は、おわかりですね?

実際、75分57秒の「Blood On The Dance Floor/HIStory In The Mix」の

「over 76 minutes」という表記の誤差は・・

マイケルの無言の・・叫び・・・叫び ・・感激。

が収録されているのです。

そして、もちろん、

スライの「There's a Riot Goin' On 暴動」

曲番無し)感激。暴動 ("There's a Riot Goin' On") - 0:00 の意味とて

同じでしょう。。。あせる 号泣。

アルバムのデザインは----
星条旗の青地に星☆が・・黒地に太陽晴れに変えられている。
スライ曰く・・
このアルバム・ジャケットは「すべての人種の人々」を意味しており、黒は色の欠如、白はすべての色の混合、そして赤はあらゆる人に等しく流れる血の色を表しているのだと説明し、
「俺にとって星は探求を意味している。星というのは探さなければならないし、数が多すぎるからだ。でも太陽はつねにそこにあってこっちを見ているものだろ。」
つまり、全ての人種の為の国の旗。。旗

スライは「自分はいかなる暴動も起こってほしくない」がゆえに表題曲 "There's a Riot Goin' On" には演奏時間がないのだと説明したという。

「There's a Riot Goin' On」(1971年11月)は、

マーヴィン・ゲイの「What's Goin' On」(1971年7月)に対する返答だと

いう説もある・・・スライはこれについては答えていない・・けれど、

What's Going On 訳詞付/Marvin Gaye



もしも、そうだとしたら・・




「What's going on」は・・よくこう訳されているように・・

「いったい何が起こっているんだ?!」なのかもしれない。。

けれど・・

このマーヴィンの穏やかな太陽の陽射しのような温もりのある声、笑顔をみると・・

「What's going on」は、「どうだい、元気かい?」

「どうしたのさ、大丈夫かい?」「ride on!おいでよ!元気を出して!晴れ

・・・というように、

優しく陽気に仲間を励ます挨拶なんじゃないか・・?と感じるんです。


スライが、マーヴィンにこう歌いかけられ、

少し涙ぐんで、顔をしかめながら笑おうとし・・ 

無言で、首を振っている姿が思い浮かぶのですよ。。汗。゚(T^T)゚。

「mother」や「father」も「マリア様」や「主」ではなく、

「おかあさん」「おとうさん」という身近なものに対する呼びかけに

思えるのです。。



マーヴィン・ゲイの父親は厳格な牧師でした・・

彼は幼い時に受けた心の傷は生涯彼の人生につきまとい、薬物を常習するようになる。

その苦闘の中、幾度も再起し、死の前年にはグラミーを受賞する。しかし・・

奇しくも45歳の誕生日に、口論の末、逆上した父親によって発砲され帰らぬ人となる。

「12歳になる頃には、身体中ぶたれて、
あざになっていないところはなかったよ。
だがおやじはもっとひどいこともした。
彼は頭のいい男だろう。
人に苦痛を与えることに興味を持つと、
そのプロセスを長びかせれば
それだけ面白くなるということがわかっていたんだ。
よく、『ぼうず、鞭だぞ』と言った。
それから服を脱ぐように言って、
フランキーと僕が使っていた寝室に行かせるんだ・・・
その場ですぐぶってくれたらあれほど怖くなかったと思う・・・
それが1時間、時にはそれ以上も待たせるんだ。
その間じゅう、
僕に聞こえるようにべルトのバックルをじゃらじゃらと鳴らしてるんだよ。」

「父親と暮らすというのは、王様と暮らすようなものさ。
非常に変わった、気分の変わりやすい、残忍な全能の王とね。
顔色をうかがってびくびく暮らさなければならない。
あらゆることをして、ご機嫌をとらなくちゃならないんだ。
僕は決してしなかったけどね。
父親の愛情を得ることが僕の子供時代の究極の目標だったとしても、
僕は反抗した。彼のやり方が嫌いだった。
僕は歌うことで父の愛情を勝ち取れると思った。
だから、心の底から歌ったよ。
だが、上手くなればなるほど、彼の要求は大きくなった。」

マーヴィンは、生涯、父親との愛憎関係と闘っていました。

スライが、エホバの伝道者、ラリーに、我れを失ってしまうほど逆上したのも

マーヴィンの父親と共通する、宗教を盾に取り、

高圧的に他者を支配するような態度への反発だったのではないかと想像するのです。


マイケルの両親や家族との関係も、

いや、、私達を取り巻く他との関係も、、これと無縁ではないと思う。

彼らが人生を顕わに注ぎ込んだ歌には、私たちの人生の涙や笑顔が見えるのだ。


時に・・

   言葉なき、音なき声が、もっとも深く

              心に届く。。。



    スライの「There's a Riot Goin' On 暴動」と

    マイケルの「Blood On The Dance Floor/HIStory In The Mix」の

    魔力とは・・・

   犬笛のように・・

   心を澄まして聞く者の・・野性に訴えかける・・

   人類の故郷、アフリカの音なのかもしれない。。




音譜Thank You For Talkin' To Me Africa

歌詞も微妙に違います~! 

音譜Thank You For Talkin' To Me Africa 音譜



Lookin' at the devil
Grinnin' at his gun
Fingers start shakin'
I begin to run
悪魔を見たよ 
奴の銃を見て歯を食いしばったよ
指が震えだし 
俺は走り出した



Bullets start chasin'
I begin to stop
We begin to tassle
I was on the top
弾丸は追跡をはじめ
俺は逃げるのをやめた
俺達は取っ組み合いをはじめ 
俺は上になった



Thank you *for lettin' me be myself again
I wanna thank you for lettin' me be myself again
自分自身に戻してくれてありがとう
俺は自分自身に戻してくれてお前に感謝したいよ


*for lettin' me be myself again・・・
For Talkin' To Me Africaヴァージョンでは、隠語的言葉遊びをやめて、
意味の通じる文章に直しています。



Stiff all in the collar
Fluffy in the face
Chit chat chatter tryin'
*Stuffy in the place
襟の中で屍が 
その顔に綿ぼこりをつけて
赤ちゃん言葉でぺちゃくちゃ喋ろうとしている 
息が詰まるようなこの場所で


*Stuffy in the place・・ここの歌詞は、
Thank You (Falettinme Be Mice Elf Aginでは、
I begin to runになっています。書き換えたんですね。



Thank you for the party
I could never stay
Many *things is on my mind
Many things on my mind
Words in the way
そいつらにありがとうと言いたい 
俺はけして留まっていられなかった
言葉が邪魔になって 
多くのことに悩まされる 


*things・・・
thangsというスラングをやめて、thingsと直しています。



Thank you for lettin' me be myself again
Thank you for lettin' me be myself again
再び自分自身でいさせてくれて感謝するよ
俺自身に戻してくれてありがとう



Dance to the music
All night long
Everyday people
Sing a simple song
音楽に合わせて踊れ
夜通しずっと
毎日 人々はシンプルな歌を歌う



Mama's so happy
Mama start to cry
Papa still singin'
You can make it
You can make it
Make it
ママはとても幸せさ
ママは叫びだし
パパはまだ歌ってる
君もやってみればできるよ



Thank you for lettin' me be myself again
Thank you for lettin' me be myself again
俺自身に戻してくれてありがとう
俺自身に戻してくれてありがとう



Flamin' eyes of people fear
Burnin' into you
Many men are missin' much
Hatin' what they do
恐れる人々の瞳は燃え上がり 
君の内側を焼き焦がす
多くの男達は多くを見失って 
自分がやっていることを忌み嫌っている 



Youth and truth are makin' love
Dig it for a starter
Dyin' young is hard to take
Sellin' out is harder
若さと真実とは愛し合うことさ
第一歩のために そいつをしっかり掘りかえすんだ
若さが死にそうでは そうすることが難しい
売り払うことはもっと難しい



Thank you for lettin' me be myself again
Thank you for lettin' me be myself again
俺自身に戻してくれてありがとう
再び俺自身に戻してくれてありがとう






   ***************






スライの「There's a Riot Goin' On 暴動」と

マイケルの「Blood On The Dance Floor/HIStory In The Mix」の

ジャケットデザインについて・・その他、ちょこっと

書きたいことがあります。

よって、この話は、、も少し、つづく・・


③は、また後日音譜



長文、お読み頂き 誠にありがとうございましたおじぎ