作詞・作曲 漢兵衛社中

歌・演奏 悪漢兵衛


目覚まし時計にまで 諦めと絶句を

感じるようになってしまったのです

こんなこと あっていいのでしょうか?

1年前やっぱり こんな秋の頃

なぜかあなたはakiという名で

そんな手紙をしたためた私は

雨宿りのまま 行方不明


敵は手ごわいです

私は「生きる」というある義務付けから

20歳になった今でも脱皮できず

そういうわけで生きているのです

そのクサリが万が一解けたとき

やっと私に選択権が与えられ


自殺の道も 生き続ける道も

おのれの足で進んでいけるのだと思います

だけど悔しいことに

私の生命線は ちっとも短くくないんです

だから私の死の話は

所詮 寄席の落語でしかないのだけど


 変わったね

 -この人 何言っちゃってるのかな?

 -要素はちっとも変っていないのに

 -応じる力に 若干

 -演技がうまくなっただけなのよ

 -わかるかね?


なぜ こんな1コマを書いたかというと

第3者がよく 私のことを変わったと言うからです

変わっていないからです

あなた そんな目をしないでください

あなたの魅力は4年前からよく承知しているのだし


それに2ヶ月前の8月に

彼と別れたってことだって知っているし

その上 私は女であるということも

ちゃんと承知しているのだから


最近の課題です

私の横顔はイヤリングと同じ飾りで

私の涙はそれこそ修飾語で

ついでに私自身も修飾語なのだということを

もっと自覚すること


逢おうね あなた

あなたのアジトへ行きます

11月17日はどう?