昨今、12道府県のおカネの不正の問題がテレビを賑わせております。
それに関して、某ニュースで残りの35都府県にアンケートを実施したそうで、その解答を見ましたが…。
正直、ちょっと呆れちゃいました。
…もう少し、考えて解答できないものですかね…。
報道に向けて根拠もなく「不正はない」と言い切れば、ここぞとばかりに取り上げられて叩かれるの、わかってるでしょうに…。
もし証人喚問で国会の場に立って同じ質問を聞かれたら、同じ回答するんですかね。できるなら、別の意味ですごいですね。
昔、不正があったから、あれから改善して今はない、という解答も怪しいものですけど。
今回の調査に引っ掛かった某県、前に大きな問題ありましたよね…?そこから何の進歩もしてないってことですよね…?
なのに、調査の必要性、感じないんですか、そうですか。
鈍いにもほどがありますね。
どれだけ無邪気に信じてるんでしょうか。
そもそも、その根拠はなんなんでしょう。
性善説ですか?
自浄作用ですか?
そんなもの、今の世の中に期待できると本当に思ってますか?
幼稚園児だって、もう少し論理的に人を見ていますよ。
なんでもかんでも「鋭意調査中」だの「これから調査を検討中」だの言っときゃいいと思われても困るんですが、それにしたってちょっとレベルが低すぎますね。
この解答を見た人が一体どう考えるか、とか、提出する前に考えないんですかね…。
学校の宿題出すのとワケが違うんですよ。どんなに内容がお粗末でも、どんなにミミズののたくった文字書いても、自分の評価が下がってそれで終わり、じゃないんです。
その解答たったひとつが、その機関に対する評価の全てを担うんです。
もちろん、中には事態をきちんと受けとめて誠意のある回答をなさってる県もありましたが…大半は、それを理解した上での回答だとは、到底思えないものばかりでしたね…。
しかし…そういう客観性のない方が、公的機関でお仕事なさってて、税金からお給料頂いてるんですか。
ホント、絶望的なお話ですね。
…そんなわけで、朝っぱらからちょっとイラッとしました(笑)。

さて、話は代わって、三国は今日優勝戦です。
チャレカ選出期間内のSGがすべて終わり、残るはここと児島のG1を残すのみ。
そして、どうしても時期的にフライング休みが多くなるのがチャレンジカップの宿命です。今回も結構な面々が休みを余儀なくされています。
ひとつのSGに出られない、というのは、賞金王を視野に入れて戦っている人たちにとっては、もちろんそれだけでかなりの重圧です。
しかし、それが、最後の最後というだけで。
一気に崖っぷちに立たされることになる。
それを今、ひしひしと感じています。
そういう苦境に立っている選手にとっては、ここは正に勝負駆け。
特に微妙なライン上にいる魚くんには、大切な一戦になるでしょう。
同じく戦う機会の限られることになるアニキも、勝負駆けをこれから迎えるわけで…。
どうなるのか、今はさっぱり予想がつきませんが…。
頑張ってほしいです。
今、置かれているこの状況は、どんなに嘆いても変わりません。
だとすれば、前向きに受けとめて、これからを戦ってほしい。
たとえどんな結果を迎えても、決して悔いの残らないように。

…でも、そういえば、わたし、魚くんがこういう苦境に立つのを見るのは、はじめてのような気がします。
わたしが彼を知ったの自体が、SG初制覇となったあの福岡ダービーなので。
そこから緩やかに上り下りを繰り返しながら、今、彼は崖っぷちにて11月を迎えようとしています。
良いときではなく、悪い方向に向かっている時にこそ、その真価は発揮されるもの。
彼にとって本当に必要なのは、ここから先を見据えた答え、ではないでしょうか。
それは、破竹の勢いで結果を残してきた時期の維持、ではないように思います。
…てか、ぶっちゃけ、カッコつけすぎなんじゃないかなーと思うんですけどね。ファンの人に怒られちゃうかもしれないけど。
具体的に何が、とは言いませんし、もちろん男性なんで、ある程度カッコつけてるのは当たり前だし、それがカワイイとこでもあるんですけど。
まぁ、カッコつけたまま行くか、取り外してがむしゃらに勝ちに行くかは、好きに選べばいいと思います。
選んだ気持ちが本物なら、結果はそれについてくるでしょうし。
…ただ、崖っぷちから飛び降りる時にまで、カッコつける人はいないですよね。落ちながらポーズつけても無意味だし。
ちゃんと着地できて始めて、意味が出てきますよね。
落ちてる最中は誰も、見ないです。
結局、「他人」は最後、つまりわかりやすい結果や結論しか見ないものなんです。
そこにいちいち喧嘩売っても仕方ないし、見ている人は何も言わなくても見ていてくれますよね。
でも、それでは満足できないのかもしれない。
…だとしたら、勝つしかないのです。
選ぶべき道の一方は、そういう道ですね。
果たして、その「真価」とは、一体なんでしょうか…?
どのような形であれ、この苦境を乗り越えることで、その答えが出るといいと思います。
優勝戦、どうか、頑張ってください。


そういえば、ここ2~3年、1年のどこかで必ず1回はSGをお休みしている瓜生さんですが、チャレンジカップは律儀に出席してますね。
もう義務というか、なんというか…瓜生さんのいないチャレンジカップは想像できない(笑)。
とはいえ、賞金王を確定で迎えた去年は…あんなことになって、深い傷跡を残してしまうことになってしまったけど。
…いつも、満たされている時こそ、不意に危ない橋を渡る瞬間がやってきている気がするんですよね。
だから今節、予選の最後でコンマ01のスタートでインから逃げた時には、鳥肌立ちました。
今節のスタートの状況からも、たぶん、見えてないまま行ったんだろうと思ったし…。
入ってて良かった、本当に。
準優は破れましたが、1マークの仕掛けに失敗して後方にいながら、3着まで追い上げました。
スタートも揃っていたし、外枠で機力もいっぱいいっぱいだったし、展開もなかった。そんな中での最善だったように思います。

今は、大切な時期です。
いや、本当は大切じゃない時期なんて、どこにもないんですけど…。
でも、満たされて、何の不安のないように見える時にこそ、人は思いもかけない試練に出会います。
どうか、これからも、一走一走を大切に走って頂ければ、と思います。
もちろん、今までもそうだったと思いますけれど。

過ぎた牙を持たず。
かといって、臆病にもならず。
明鏡止水のごとく、それとも荒ぶる夜叉のごとく。
一体、どのような心持ちで戦いに臨むのが正しいのかなんてわからないし、正解もないとは思います。
意識せずに高揚の中にあるからこそ、意識して普段の自分の気持ちの在り方を探さなければならないのかもしれません。
きっと、それは難しいことですが…。

どうか、ここから先も、いつもの、いつも通りの瓜生さんでありますように。