昨日から友達のとこのお祭りにお邪魔していて、明け方までずっと喋ってたので、すさまじく寝不足です。
ちなみにそのまま浜名湖の場外に傾れ込みましたが、時間配分をすさまじく間違えまして、駐車場に車を停めて降りた瞬間に、10レース締切の放送が流れるというお粗末な顛末(笑)。
瓜生さんに間に合わなかった!
…結構ショックだけど、まぁレースには間に合ったからいいか。
1マーク、差し込んできた幸哉さんのおかげでちょっとヒヤッとしたけど、あの体形なら、エンジンが連れてってくれるはずなので、バックストレッチ以降は安心して見ていられました。
結果として、そのまま危なげなく逃げ切り。
そして、今年初めてのSG優出。
ここに来ての優出は、非常に大きな意味を持ちます。
もちろん、勝ちに行ってほしい。優勝をその手にしてほしい。
でも、それ以上に無事に完走してほしい。
生臭くて嫌な話かもしれないけど…たとえ、6着でも、完走さえできれば大きく賞金順位を上げることが出来るから…。
そうした考えのもとに、優勝を目指して一か八かの一発勝負に出るよりは、最後まで事故なく安全に走りぬいてくれることの方を願ってしまうわたしは、ファンとして失格なのかもしれません…。
…それでも、最後まで無事故で、瓜生さんが無事にご家族のもとに帰ってくれるなら、それ以上に望むことなんか何もありません。
それもまた、真実です。

そして11レースは、みっくんが優出。
信じて、良かった。
ずっと手を握り締めて、滲む汗を感じながら、泣きそうになりながら、息を詰めてレースを見守ってた。
そんな瞬間が報われたことが、すごく嬉しかった。
ついでに舟券も取れました。あんまりお金持ってなかったから、豆券だけど。
本当にありがと、みっくん。




一番応援していた二人が優勝戦に乗ってくれたので、なんかすごくドキドキしてます。
確実に寝不足なんだけど、今夜は眠れないかもしれません…。
だから今、こうしてるんですけど。
なんか考えて、書いてれば、少しでも落ち着くかなって。
…それにしても、なんで、あたし、今、丸亀にいないのかなああああぁ…。
今年最大の失敗。すっごい下手こいた気がする…。
と落ち込んでたら、ケコたんに「行ったら行ったで、気が気じゃなくて、今ごろ眠れてないと思うし。どっちにしても変わらないんじゃない?」と非常に非情なコメントが。
うん、多分そうよね…(笑)。

というわけで、明日は優勝戦。
注目されるのは地元のみっくんの進入の動向ですが、個人的には、みっくんは動かないような気がします。
動かない、ではなくて動けない、かなあ。ピット離れが出ればもちろん取りに行くでしょうけど、そうでない場合は、無理に回り込むことはしないのではないか、と。
80くらいからのスタートも練習しているそうですし、彼は、ピット出次第でどこからでも行ける選手でもあります。
そうして手札を複数見せられることで、結局、彼が何を切り札にするのかを、相手は最後まで判断できない。
…その時になってみればすべてわかること、ですけどね。
何をしでかすかわからない、というのは、それだけでひとつの武器なのかもしれません。

変幻自在と称される、掴み所のない水みたいな彼のレース。
レースを面白くする要素を多分に持っている一方で、見ている側からすると、その動向一つでレースの質を容易に変えてしまう。その意味では、非常に買いにくい選手でもあると思う。
…でも、きっと、何かやってくれるに違いない。
そう信じることには、ためらいがない。
たぶん、やってることに掴み所がなくても、彼のレースの根底にあるその姿勢は、非常に揺らぎがたいものだから。
たぶん、わたしは、それを信頼しているんです。

出走前の短いあの時間に、とんとん、と胸を軽く叩く。繰り返される、その仕草。
いつもやっていたのかどうかは、ああやって出走前の一幕が画面に映らないと確認できなくて、わからないのですけど…。
なんとなく、あの仕草を見てると、映画のクローズド・ノートを思い出しました。「心の力」というフレーズを。
物理的には、ああして胸を叩いても、ただカポックの固い感触が返ってくるだけですが…。
彼は、その仕草に、どんな祈りを込めているんでしょうか。 
彼が呼び起こそうとしているのは、何でしょう。
どんな困難にも立ち向かい、自分で道を切り開くための勇気でしょうか。
それとも、高ぶる心を静め、フラットにレースを見つめるための冷静さでしょうか。
外から見てるしか出来ないわたしには、本当のところはわかりませんけれど…。

…そろそろ寝ます。
寝れるかどうかは、わかりませんけど。
明日の今頃、わたしは、どんな顔をしているのかな…。
その答えを探しに、見に行きます。

大切な、大切な、この一戦。
どうか、よいレースを。
それを、心から願ってやみません。