何かの冗談みたいなこの名前の奇跡の所以を確かめる機会に恵まれました。
コイツを食べてからレモンを噛るとあら不思議、甘くて美味しいわぁ、というアレですね。



真ん中の赤いのが、そのミラクルフルーツ。
コイツの皮を剥いて(赤い部分)、中身の果肉部分を舌にこすりつけるという実に地道で、ハタから見たら奇妙な作業を3分程経て、レモンを食べると。
…おー、確かに甘くはなってる、かも。
少なくとも試す前にはレモンは酸っぱくて噛ることもできなかったけど、フツーに食べることが出来たし。グレープフルーツくらいの酸味のレベルになってた。
わー、別に信じてないわけじゃなかったけど、不思議なこともあるんだなー。どんなメカニズムなんだろ。
…ただ、どんなに味覚が無節操に変わったところで、結局、酸っぱいものは口内炎に染みるんだよねぇ。
あいてててて。

というわけで、昨日は夏休み最後の日。
お義父さんから頂いたタダ券もまた期限最終日だったので、慌てて滑り込みで、フルーツパークに行ってきましたー。
時間がなかったので半分くらいしか回れなかったけど、色々見れたので満足。
おみやげに梨、買って帰りました。
で、都田方面からぐるっと浜名湖を回り込んで、湖西方面から競艇場に向かう。
天気がいいので、湖がどこまでも青くてキレイでした。
5レースの瓜生さんに間に合うように行きたかったんですが、あまりにもいいドライブなので、ついついのんびりと満喫してしまいました。
いや、間に合ったけどね(笑)。
てか、かなり時間ギリだったので、わたしだけ先に正面入り口近くに下ろしてもらってダッシュした、というのが正しい。おかげで間に合いました。
瓜生さん、無事逃げてくれてホッとしました。
でも、9レースは、正直厳しいだろうと思っていたので…。あの結果は、仕方ないですね。
今回、引き波を超えるたびに乗りづらそうにバタバタしたし、キャビテーションしたり失速したりもあって、最後までモーターに力強さが見受けられませんでしたから…。
引き波をかぶることのないインからならば逃げられた、というのが逆にその証明のような気がします。
どうしても誰かの引き波を越えることになる他の枠番では、今回は勝負になりませんでしたね…。
悪くない足だとは言われていました。確かに、トータルでは悪くなかったと思います。
でも…。

今回、なんかいつもと違うなぁと予選道中から思ってたんですが…。
普段からモーターが出せない選手はもちろん、逆にモーターを出すことで勝利を引き寄せるタイプの選手もまた、勝てなかった…ような気がしますね。
モーターにそれほど差が無かった、というのはそういうことだったんでしょうが…。
実力、というよりは、場数というか、幅広い経験を積んでいる選手が、予選をうまく勝ち上がったというような…。
あくまでわたしの感覚なんで、たいしたことじゃないんですけども…。
でも、自分のいちばんの持ち味がうまく生かせない時って、どうしてもありますよね。
だから、奧に二の手を持っている選手というのは、こういう時に強いのかもしれないな、と思いました。今回は。
たったひとつを武器として戦うことの強さと、危うさ。
選手としての一貫性と、深み。
それは、自分の持つ能力の在り方の両面を理解したその上で、どんな自分を選ぶのか、ということなのかもしれないと。

さて、優勝戦。
例によってまた先に帰っていたので、見てませんでした(笑)。
湖西の方にごはん食べに行ってて、その帰りに優勝戦の時間になったので、携帯にて観戦しました。
一応、宣言通り松井さんから買ったんですけど。
あとはツボさんと深川さんと、心情的にユーユーからの応援舟券をちょろっと。
…そうなんですよね、光ちゃん、買わなかったんです。
前売りだったから、その動向がうまくつかめないのもあったんですけど。
…多分、展示見てたら余計買っていないかも(笑)。
位置的には絶好、だけれども。正直、いつも展示と名のつくものはあんまり良くないですよね、光ちゃん。
それでいつも、騙されたりそうでなかったりするんですけど、今回は見てなかったので、なんとも。
…でも、嬉しかったです。
いつもたくさんの声援を送っているファンの方々にくらべたら、その喜びは遠く及ばないかもしれないですけど。
でも、なんだかずーっと、遠い遠い回り道をして、苦しんでいたみたいに見えたんで…。
こうしてひとつの結果が出たことで、本当に良かったなあ、って、なんだか暖かい気持ちになりました。
…ただちょっと、ウイニングランの間にのんきに流れてる光太郎マーチにはものすごく脱力しましたが、それもまた光ちゃんらしくていいのかも(笑)。
おめでとう、光ちゃん。
本当に、良かった。

なんだか、象徴的だったと思います。
どんなに良くても、勝てないときもある。
どんなに悪くても、それは、永遠には続かない。
松井さんからすれば、言葉では表しきれないほどに悔しい敗北だと思いますが…。
それでも、これをバネにして「SG20個とったる!」と言えちゃうところって、すごいなあ…。
野望は大きく。
なんというか、色々、ホッとしました。うん。

敗れても、ちゃんとそれを未来に繋げてくれることを、ごく自然に信じさせてくれます。
やっぱり、松井さんは、王者です。