Buddy!は『アニキィ!』という意味だそうで(だからって連呼しなくても!)。
できれば重低音な漢の声で読んでください(笑)。

雨降りそうだし車にガソリンもないし、結局浜名湖はやめてお家で観戦してました。ま、その方が落ち着くしね。
てか、テレビ付けた途端に艇界のタカラジェンヌがいきなりフライング。
…実に前途多難な予感がしました。

しかしアニキってば…。
やっぱり逃げてはくれなかったですね。
ま、抜きだろうがなんだろうが、勝ちは勝ちだし、その真価は変わらないけど。去年の雪辱、という意味では少し複雑ではあるかも。
てか、シンイチローさんにイン取られたときは、むしろ笑ってしまった。あーもうアニキったらお茶目。
でも、まぁ、これもありかな、とも思ってた。たとえ2コースまわりになろうとも、優出はするだろうと思ってたし。ここはイン2艇がヌケてる印象があったので、そこが入れ替わろうと、優勝戦の枠番はともかく、人の構成は変わらないかな、と。
今にしてみれば見てても全然ドキドキしてなかった。いつももう少し緊張してるのに(見てるこっちが緊張したって仕方ないけどさ)。今思えば、疑ってなかったんだろうな。
だって、5走して平均STコンマ05ってアナタ。一体何が憑いてるんですか?と聞きたくなるブッ千切りっぷり。
こうなれば、心配なのはフライングだけ。
だからスリットを抜けてコールがかからなければ、後はもう、大丈夫かなと思った。
安心して見ていられたばかりか、2着に甘んじることなく、アタマをとりにいき、見事に逆転した。
かっこよかった。
去年は去年。今年は今年。
1年という長くも短くもある時の流れのなかで、着実に、確実に、その手で、何かを変えてきたんです。
そして今、過去には立てなかった場所にいて。
この先には、過去とは違う結末が、待ってます。
がんばってください。
かならず優勝して帰る、小さなその約束を果たせるように、私も祈ってます。


…しかし、アニキのアレは、ダンプに入るのかな?
ただシンイチローさんを張って回ったようにしか見えなかったけど。やんわり外に追い出しながらという感じ。ぶつける意図があるわけではなく、艇全体の質量を使って相手を阻んでその進路を狭めたというのか。
しかし、どっちにしても、回って行こうとした先に相手がいたら、避けきれないよなあ…。

ダンプにも色々あるけど…たぶん、見ている側の心象もまたその評価を左右するんだろな、と今日の12レースを見て思いました。
どの選手の立場を主に選んで意見するか、それはもちろん、無意識に好きな選手を選んでしまうんでしょうけど…。
今日の12レースは…どうなんでしょうね?
正直な第一印象は、「これはひどい」だったし。
とはいえ、田村くんにも油断はあったと思うけど。
しかし隙があるからといって突っ込んでいいわけではもちろんないし。
確かに、田村くんが差しに構えたのが遅く、幸哉さんを行かせて差そうとしたために結果的にぶつかったようにも見えましたが…。
でも、幸哉さんが相手が避けることを前提であんな仕掛けをするのは、理論的におかしいような。
何かにぶつかることを前提とした航跡のように見えました。そしてその『何か』は、ひとつしかありません。
少なくとも、私にはそう思えました、が。

しかし、あの瞬間の真実が一体どこにあるのか?は、そんなに重要なことではないような気がします。
もし仮に本人たちの真意が語られる機会があったとしても、それはずっと後のことだと思うし、それは、正確に私たちが窺い知ることができるものではないと思うから。できるのは、身勝手な推測をすることだけです。
この一連の出来事の是非よりも。
この瞬間を経て、彼らがこの時に抱いた気持ちに対してどのように向き合うか。
出来るなら、そちらを知りたいです。
一度、起こってしまったことは、もう変えられない。
それは、身にも心にも刻み付けられた、さまざまな意味で、忘れられない記憶になると思う。
その記憶を抱いて。
そして、また、同じ状況になったときに。
これが俺のやり方だから、と、同じ選択を繰り返すのか。
それとも違ったやり方を選ぶのか。
ぎりぎりの、そして一瞬の駆け引きの中で。
一番に何を選ぶのか、を。

…公正な立場なんて、本当はどこにもないんです。
だから同様に、正しい意見なんてありません。
舟券の勝敗、その選手への感情。
そんなものにある意味であやふやなものに突き動かされて、人は思うがままに意見を述べます。
そのひとつひとつに律儀に答えることは、事実上、できません。
ただ、そういう意見があるということを知り、しっかりと受けとめること。
それが、己の行動に責任をもつ、ということなんじゃないかと。
そう思う次第です。

ヨコも、なんだかタナボタ式の優出だけど…。
でも、あの展開の中で、あの位置につけていなければ、訪れることのなかった奇跡であることは確か。
いくつもの偶然が重なって、最後の椅子は彼に与えられた。
恥じることなく、最後まで残った6人の中の1人として。
どうか、良い戦いを見せてください。
心から応援しています。



…こんな話をした後で、心からどうでもいいことなんだけど…。
今節の憲ちゃん、なんか見れば見るほど一昔前の変身ヒーローみたいだなぁ…と初日から思ってました、実は。
いたよね、こんな感じの。イケてるんだけど、どこか何か微妙なむさ苦しさの残るヒーロー顔(笑)。
ごっついベルト巻いてなかったり、触角生えてなかったり、肌が緑とか黒じゃないのが不思議なくらい。
ベイパの服がまた微妙に昆虫系というか仮面ラ(都合上以下略)の色彩だから余計に思う…(笑)。

ヒーローはヒーローらしく、最後に勝利をおさめることができるのか。
今日は、見事な逃げを披露してくれました(この私がリアルタイムで見ていたにも関わらず・(笑))。
明日も、それを保持できるのか?
楽しみですね。


過去と今、どうしても切り離すことの出来ない2つの時系列。
その流れを織り込みながら、痛みも後悔も悲しみも、そうしたすべてを抱いて、選手たちは、明日を走る。
勝つことでしか、報われない。
そんな孤独な戦いの結末を求めて。


そう、すべての答えは、明日。
その戦いの果てに、あるのです。