はじめちゃん…

…気負いすぎてしまったのかな…。
無理もないとは思うけど…。
これが、あの江戸川での優勝の恩恵で出られる最後のSG。
結果を残したいと思うのは、当然だよね。
きっと、その気持ちが、前に出過ぎてしまったんだね…。
まだSGは終わってない。
最後まで、あきらめないで、がんばって。


明暗をわけたスリット。
01で、またしても生き残ったのは前年度覇者。
いやだな、このかんじ。状況は違うけど、去年を思い出す…。
しかし、フライングをしないことを目標に掲げながら、舌の根の乾かぬうちに、あのスタートですか(笑)。
基本的にそんなに感情に角のあるタイプには見えませんが、ある意味でとてつもなく自信家のような気もする、憲ちゃんって。
で、本人いわく、「運が良かった」と。
ま、確かにね。
前回の優勝戦のように狙っていったならともかく、早すぎて焦ってレバー放ったなら、入ってるのはラッキーに他ならない。
でも、初日の大敗がなければ、そこまでの無理はしなかったかも。
その初日も、道中、まこちゃんに軽くぶつけられた後にズルズル後退したような。
あれがなければ、3着にはなれていたかもしれないけど。
あの敗北で、何か思うところがあったのかもしれないね。

しかし、勝利者インタビューで、今節はペラ見てもらってるって言ってたけど…ん? …今節「は」?
いつもそう聞いてる気がするけど、気のせいかなぁ?(笑)とちょっと思った。

実を言うと、彼より遅咲きと言われた某選手のほうが、私の中では評価はずっと上なんだよね。
だって、才能は枯渇するもの、体力や動体視力は時と共にいつしか衰えていくもの。
生まれ持ったものは単なるギフト。もらいもの。
便利に使えるツールだけどあくまで期間限定。その期間があまりに長い時間だからつい誤解したくなるけど、頼れば頼るほど依存度が増していき、そしてそのまま天恵に甘え続ければ、いつしかそれは、カースにもなる。
では、自分の衰えを自覚したその時、一体何をもって戦うのか?
その答えを自信を持って言える選手の方が強いのは当たり前だし、私はそれを評価したい。
それが先を見据えるってことであり、本当の意味で自分を研くってことでもあるんじゃないかと、そう思うから。

憲ちゃんにはまだまだ頑張ってもらわないとね。
だから、ペラとかモーターとか、ちょっとずつでいいから自分で頑張ってほしいな、と(笑)。
そういう話。

いつまでも恵まれてるわけじゃないと思うしね。
それこそ、いろんな意味で。