そういえば唐津の企業杯、いつのまにか始まってたのでびっくり。
何故か今日が月曜日だと思い込んでいたんだよね。
うーん、来週から総理杯だし、艇界もにわかに目まぐるしくなってきたな。それとも私がのんびりしすぎてるだけか?

さて初日の瓜生さん。
前半レースは容赦ない侵入から3コース奪取、一時は先頭争いに参加するも2マークにて先行され2着。
後半レースはイン戦。
…結果は知ってる。でもリプレイまだ見てないのでコメントは控えます。
あ、もちろん後で見るよ。徳増さんが勝ったんだもん。複雑だけどやっぱり嬉しいよ。おめでとう!

しかし、やっぱり瓜生さんのネックはイン戦、ですねー。
瓜生さんのターンは艇界でもかなりの精度を誇ると勝手に思ってるんですが、その精緻なターンワークがインにだけは適応されないのは一体何でなのだろう。
…小回りが苦手? 
確かによくターンマーク外してるけど…。でもそれじゃ2コース差しが得意な理由がわからなくなる。
じゃ、インのスタートがあまり見えてない…とか?
…そういえば、インで負けるときはいつもまくられてる気がする。
それが、何よりの証明になるか…。

…話は少し反れるかもしれないけど。
私は、競艇って、何よりも「理屈」の競技だと思う。
だから、すべての事象に、然るべき理由があって。
勝利の理由、敗北の理由。
そんな大きなものだけじゃなく、侵入やスタートのタイミングや起こしの位置、そういったひとつの勝負を構成するコンテンツを決定する根拠にまで。
実力。
人は、そんな言葉にすべてを当てはめようとするけど、本当に勝負を決定するのは、そんな簡単な言葉じゃないと思うんだ。
総じて実力と呼べるものかもしれないけど、でも、目に見えてわかる操縦技術や整備力の影に、もっと違う何か…目に見えない裏打ちがある。
そして、選手自体のこだわりや信念、または経験や技能、そういったものも積み重ねるべき理論の一部になり得る、そういう緻密で地道な競技なんだと思う。
だから、時に頑ななこだわりや信念が、純粋な技能や経験を上回る瞬間がある。
それは、一瞬の輝きにすぎないかもしれない。
でも、その煌めきが継続性をもって続くのならば、それはまぎれもなく、その理論が積み重ねた力。
そこではじめて、そう呼べるものになるわけで。

…でも、逆のことも言えると思うんだ。
負けるのは、仕方ない。
でも、同じ理由で負け続けるのに、慣れてゆく。
それほど、怖いことはないでしょう。

人は、正にも負にも、さまざまなものを積み重ねられる。
意識的にも、無意識にも。
自ら見ようとしなければ見えないものを、目を閉ざしたままで諦めるようなことだけは、決してしないでほしいと願っています。