エスパーが芸人になる前、バイト仲間がこのトレーニング法をやると
健康になり運動能力もアップし
頭の回転も早くなり体が生ゴムみたいに固くなる
とすすめられた。
「借力」(しゃくりき)という韓国の呼吸法だった。
すごく苦しい呼吸法だが効果は高く、すすめてくれた同僚に今では感謝している。
頭の回転はそれほど早くならなかったが、危ないところで体が勝手に反射的に避けたり
車に轢かれても、打撃をくらっても耐えられるように体が頑丈になった。
創始者は力抜山(故人)。
エスパーが子どもの頃『万国びっくりショー』という番組に出ていていつも凄い技を披露していた。
空手の大山倍達が手刀でビール瓶を割るのも、借力が役立っているらしい。
後楽園ホールへ猪狩元就選手のキックボクシングの試合を観に行ったことがある。
人気選手だった。
日本拳法の主席師範でもあり、その後K-1の初代レフリーになった。
力抜山が借力の威力を試すため
猪狩選手のパンチやキックをもらう。数100キロの威力でもほとんど効かないらしい。
10トンのトラックに轢くかれ、弓矢で射った矢を体で受けたり
洗面器の水に手を入れ手から出る熱でお湯にしたりする。
エスパーにとってベースになっているトレーニングの呼吸法だが苦しいので人にはすすめにくい。
本は絶版で三差までのコースしか載っていない。
本来、三十差までの段階に達しないと、これだけの凄技はできないらしい。
途中の段階とはいえ、26年以上借力を続けていると、高能力開発に役立っている。
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