「ヘビーレインの成否がゲーム業界への強いメッセージとなるだろうだろう、
と私は常々言ってきた。もしヘビーレインが低評価で、売上的にも失敗だったなら、
ゲーマーは、大人向けの、感情に沿ったインタラクティブな形のゲームに
興味がないということになる。ヘビーレインは非常に好意的に受け止められたのだから、
ゲーマーが違ったタイプのゲームをプレイしたがっていて、パブリッシャーも敢えてリスクを負い、
クリエイティビティにより重きを置くべきだということがはっきりしたと思う。」

http://www.guardian.co.uk/technology/gamesblog/2010/mar/22/heavy-rain-david-cage-interview

架空の現代戦を舞台に、"バッドカンパニー"たちの闘いを描くFPS。(公式サイト )


本作のキャンペーンモードのほとんどは、仲間3人と共に分隊として行動するのだが、
仲間は敵をあまり倒してくれないし、分隊内で連携するような動きも皆無に等しい。
敵も、位置取り関係なく仲間よりもまず自分を優先的に狙ってくるので、共闘感は極めて薄い。
広いマップをかなり自由に動いて戦略を練れた前作と違い、
本作ではやや狭い一本道を進むだけのチャプターが増えてしまっているし、
演出や敵の登場にスクリプト制御が多用するなど、CS機上でのライバルとなる
コールオブデューティシリーズを強く意識した作りになっていると感じた。


技術面では全面的に大きく進歩している。
グラフィックは前作よりも大幅に綺麗になったし、効果音も相変わらず素晴らしい。
前作からのウリである「オブジェクト破壊」は、細かい部分の破壊にも対応し、
建物をまるごと完全にぶち壊すことも可能になるなど、さらに進化しており、
それが戦略にも直結するというところもしっかり継承・拡張されている。


キャンペーンの構成だけで言えば"ごく普通のFPS"で、特筆する部分はないものの
全体的に良くできてはいるのだが、「前作からの正統進化か」と言われると
少し首を捻りたくなる。ライバルを意識するのはいいことだが、
同じ方向性に進んでしまったことは、個人的にはあまり賛同できない。
個性の強い"悪友"たちとのやや軽いノリや、広いフィールドといった
前作の特徴がだいぶ薄れてしまっているのは残念だ。


いっぽうで、マルチプレイのほうは前作から正統に進化を遂げていると言っていい。
こちらも"COD"シリーズを意識したつくりで、ゲームで得た経験値によって
武器やガジェット、スキルなどをアンロックし、それを兵科ごとに
かなり自由にカスタマイズすることが可能となっているが、これがうまくハマっており、
戦況やプレイスタイルに合わせて兵科やスキルを組み合わせるのが面白い。
本作から導入された「蘇生」の要素も、ゲームに勝つための手段として
有効に機能しているし、「バトルフィールド」の特徴でもある多様な乗り物も健在。
ルールも最初から「ラッシュ」「コンクエスト」「部隊ラッシュ」「部隊デスマッチ」の
4ルールがプレイでき、それぞれに面白さがある。チームメイトに恵まれるか否かで
多少面白さは変わってくるが、上手くサポートしあえたときの達成感は格別。



9.0 グラフィック
光やフォグが強調されたグラフィックはやや好みが分かれるかもしれないが、非常に美しい。ジャギ、ティアリングは多少気になる。
8.5 サウンド
多少誇張されているところはあるが、「空間」を感じる銃声は臨場感がある。BGMやボイスは及第点。
8.5
操作性・快適さ
スプリント時の斜め移動に若干クセがある程度で、操作性は上々。リトライ時のロードは長くはないが少し気になる。
8.5 ボリューム
キャンペーンモードのボリュームは少し物足りないが、長く遊べるマルチプレイで帳消し。
8.5 総合
シングルプレイ、マルチプレイともにCODシリーズを意識した作り。前作のシングルの特色が薄れてしまったことは残念だが、それでも上々の内容だし、マルチプレイも相変わらず面白い。


似非ログ ゲームレビューから体験版インプレッション、海外記事翻訳まで
2010年3月発売予定→発売日未定になってから既に2ヶ月が経とうとしていますが、
改めての発売日発表がもうすぐあるかもしれません。

欧州版プレイステーション公式ブログのコメント欄の質問に答える形で、
SCEEのPenrose Tackie氏が以下のような発言をしています。

"Completely understand that you guys are looking for a date.
Please bear with us, we will be making an announcement on that soon "
(みんなが発売日を待ち望んでる気持ちはよく解ってるよ。
ガマンして。もうすぐ発表するから。)


「『もうすぐ』が『いつ』であるかはハッキリ言うことができない」としながらも、
予定が無いにも関わらずこのようなコメントをするとは考えにくいので、
既に発売日について何らかの目処、計画が立っている可能性が高いと思われます。

他にも「開発は順調で、まもなく発表ができる。製品版は待つ価値がある出来」
「GT5に関するさらに詳細な情報ももうすぐ公開する予定」
「そんなに長くはお待たせしないはずだよ!」
といったポジティブな公式コメントが並んでいます。

http://blog.eu.playstation.com/2010/03/12/new-gt5-trailer/#comment-62975
Official Xbox Magazineに掲載されたF1 2010の記事が
海外フォーラムなどにアップロードされ、
以下のような概要が明らかになりました。

$似非ログ

・PS3/360/PC向けに2010年発売予定
・来る2010年シーズンをフィーチャー。全ての車とコースを収録
・サーキットはレーザースキャンによって最大限まで正確に再現
・記事の写真にある2009年シーズンの車が収録されるかは不明
・DIRT2と同じEGO Engineを使用
・天候システムを搭載。天候の変化や、ラインの水たまり、乾きなども再現
・キャリアモードはコドライバーやチームスタッフ、メディアとの交流まで含む。
 弱小チームに入るか、優勝争いをするチームに入るかで目標は変わる


日本での発売は未定ですが、これまでのリリース状況から見て、
コードマスターズ日本法人がローカライズして販売する可能性が高いと思われます。

ソース:VirtualR.net
$似非ログ ゲームレビューから体験版インプレッション、海外記事翻訳まで

Motortrendに、グランツーリスモ5の新着動画が公開されています。
NASCARをフィーチャーしたもので、車内が確認できるシーンや、
山内氏のコメントなども収録されています。

山内氏のコメント(リンク先に文字起こしされている部分のみの和訳)
"グランツーリスモの最終目標は、世界中のありとあらゆるモータースポーツ、
車、レーシングスタイルを表現することです。NASCARはアメリカのモータースポーツの
心であり、多くのアメリカ人のハートを掴んでいます。ですから、グランツーリスモ5に
誰もが体験できるNASCARを収録できることに、とても興奮しています。"

トレイラーはこちら!!
http://www.motortrend.com/