入院1年超、住宅ローン残高ゼロ 関西アーバン銀発売へ

 関西アーバン銀行(本店・大阪市)は、入院した場合、月々の返済をしなくても済む新しい住宅ローンを発売する。がんなど特定の疾病に限って返済を免除する住宅ローンはあるが、「ほぼすべての病気、けがの入院で返済を免除する商品は国内初」(伊藤忠彦頭取)という。

 23日から取り扱いを始める。住宅ローンを抱える顧客が月々の返済日に入院していた場合、その月の返済額相当が保険金として支払われる。入院期間が1年を超えれば、ローン残高はゼロになる。

 金利は通常の住宅ローン金利に、年齢に応じて0.15~0.9%上乗せする。対象は、新規に借り入れる20~50歳の人で、完済時の年齢が80歳まで。金額は6千万円以内が条件になる。

 同行は04年4月に、がん、急性心筋梗塞(こうそく)、脳卒中の3大疾病を保障する住宅ローンを他行に先駆けて商品化している。


2006年10月21日 朝日新聞引用