マンションに限らず販売を開始すると殆んどの物件が広告・宣伝を行ないます。


お客様がモデルルームに来なければマンション販売は成り立ちません。

もちろん、電話営業や飛び込み営業といった営業方法もありますが、新聞折り込みによる広告などと併用されます。


このチラシ(広告)ひとつ作るのにも営業マンの智恵は発揮されます。

大手の事業主で広告宣伝費がたくさんある場合は、広告代理店に任せ、最終の細かいチェックなどを販売現場からの意見として出すことになります。


しかし、広告宣伝費にあまり余裕がない場合、チラシの原案などを営業マンが作成する場合もあります。(新築の新規販売の場合はそういうことはあまりないですが)


そして、新聞折込をする範囲も地域を絞って来場が期待できそうな地域に配達してもらうのです。


週末になると山のように折り込まれる不動産関係の広告、基本は土・日に来場していただくために、金曜日か土曜日の新聞に折り込まれます。


新築マンションの場合、大半がある程度広域に折り込みを入れますが、あなたが手にする広告の中には営業マンが智恵を絞り、限られた予算の中で絞り込まれた地域にしか配達されない広告があるかも分かりません。


広告の一言一句によりお客様の反応は大きく変わり、いかにして興味を抱き、モデルルームまで足を運ぼうかと思ってもらえるように作成されます。


そして広告が折り込まれる週末は、営業マンも分かっており来場していただくお客様を迎えるために、気合を入れて待っているのです。


何気なく見ている不動産のチラシひとつにも、営業マンの熱い気持ちのこもった物があるのです。


不動産の広告にはいろいろな取り決めがあり、誇大広告禁止、広告開始時期の制限、記載しなければならない事項(物件情報などがあり、大半の広告は下の方に小さい文字で記載されています)があり、週末に入る広告を並べてみると分かってきます。


広告も新築マンション、中古マンションや一戸建て、仲介業者が出している広告などで、広告自体の雰囲気が違うことも面白いです。

一度並べて比べてください。


最後に注意点として、広告はあくまで宣伝用です。

 

物件の良いこと(セールスポイント)は記載されますが、都合の悪いことは記載されません。

気になる物件はモデルに行き確認し、建築現場も必ず歩いて見ておきましょう。