中京の重賞、愛知杯・G3(19日、芝2000メートル)へ向け17日、トールポピーが栗東のCウッドチップコースで追い切った。



 テイラーバートン(2歳500万)の外につけての併せ馬。最後まで集中力を保って、首差先着した。5ハロン67秒4。ラスト1ハロンは12秒1と、うなるような伸びだった。



 陣営は、慎重に体調を見極めたうえで、出走にゴーサイン。木曜追いで態勢を整えた。「この馬らしい素晴らしい動きだった。並んでからも気を抜かずに走っている。状態は、高いレベルにあるので、底力を再認識させてほしい」と清山助手。昨春のオークスを制したあとは精彩を欠いているだけに、復活Vへ気合十分だった。



ヴァージン・グループを率いるリチャード・ブランソンが、自身と同じくF1で戦うことになるライバル航空会社のトップに対し、ある賭けを提案している。



来年からF1に参戦するロータスのチーム代表、トニー・フェルナンデスはエアアジアのCEOでもあり、ヴァージン・アトランティック航空の会長であるブランソンとはF1だけではなく、航空業界でもライバルだ。



かつてはブランソンの音楽事業で働いていたこともあるフェルナンデスだが、ロータスの来年の目標はヴァージン・レーシングに勝つことだとして、次のように語っていた。



「何よりも、ブランソンの前に出る必要がある。そうでなければ、引退して自殺するよ」



これに対しブランソンは、考えようによっては、自殺より大きな苦痛を味わうであろう賭けを提案した。



「お互いに音楽業界にいたことがあるから、葬式の選曲には困らないな」とジョークを交えながら、ブランソンはこう語ったと『Reuters(ロイター)』通信が伝えている。



「だが、トニーのことは大好きだから、彼が自殺しないことを願うよ。そしてもちろん、われわれも彼には勝ちたい」



「だから、違うアイデアを提案する。彼は航空会社を持っており、われわれにも航空会社がある。もしわれわれが彼に勝ったら、彼にヴァージンのスチュワーデスとして働いてもらおうじゃないか」



「完ぺきなスチュワーデスの服装にする。彼も同じ提案をしてくるかもしれないな」



「向こうのスチュワーデスの衣装が、どれくらい魅力的なのかチェックしておくよ。彼に勝つ自信があるから、この賭けを提案している」



中日・藤井淳志外野手(28)が15日、名古屋市内の球団事務所で契約更改を行い、2度目の交渉で異例の上積み800万円を勝ち取った。初回提示額は3200万円と見られたが、実際は2800万円程度だったことが判明。藤井の粘りと球団の温情で、2000万円増の3600万円でサインした。



 大幅な上積みは、故障を公傷と見なしたウルトラC級の査定の見直しのおかげだ。「規定打席に到達した場合の査定に変えました」と井手編成担当。レギュラー級の働きを見せたが、9月6日の横浜戦(新潟)で守備の際に左肋骨(ろっこつ)を骨折し出場選手登録を抹消。規定打席(446打席)に6打席不足し、打率2割9分9厘に終わった。けががなければ規定打席に到達したと判断した。



 今季の年俸が1600万円だっただけに、1度の保留で年収の半分を手にした。「しっかり人と人との話し合いができたのでよかった」と納得。希望額の4000万円には届かなかったが、誠意は伝わった。「来季は誰もが納得する成績を残す」とキッパリ。異例の上積みは、来季への“期待料”といえる。