皆さん、支えてもらって本当にありがとうごさいました。
最後まで精一杯の力で呼吸をしてくれました。
最後に話した言葉は、『えりこが来てくれてよかったよ』って、呼吸が苦しいのに力をふりしぼって言ってくれました。
たっくんが眠ったのを見て、買い物に出たほんの少しの時間。起きたら、えりこが居なくて寂しかった たっくんの気持ちが精一杯伝わりました。
それから、親友が来てくれて、たっくん目を開けて眠ってるんだと思って、さっきまで話せてたからまた起きますよって話して、みんなに声をかけてもらって、たっくんのお姉ちゃんも、苦しくなさそうに眠ってるねって言ってて、ずーっと汗かいてるなって思って、何回も顔を拭いてあげてて、たっくんって言ったら、えりこの方を向くから たっくん大丈夫やって思った。
看護婦さんが来て、目を開けて眠るたっくんが、おかしいのに気がついて、いつからこの状態なの?って。30分ぐらい前からって言ったら、酸素濃度を高くするマスクをつけて、みんなでたっくんたっくんって叫んで、たっくんえりこよ分かるやろ?って言ったら、うんってまばたきしてくれたから、たっくん大丈夫なんやって思ったら、看護婦さんがもうしんどいんやでって。えりちゃん、たっくんお疲れ様ありがとうって、言ってあげなって言われて。
たっくんが始めて、もうしんどかったんやって思って。
たっくんの心臓が止まるのを確認したよ。
たっくんは、えりこの腕の中で息をしなくなったよ。たっくん、最後までえりこえりこって言ってくれたよ。
結局ね、入籍間に合わなかったよ。
婚姻届も用意したけど、一緒に書いて一緒に届けたかったから。たっくんが良くなるのを待っていたよ。
でもたっくん、みんなにえりこと結婚するんじゃって話してくれて。
愛しあったよ。誰にも負けないくらい、愛しあったよ。たっくんのこと、これからもずーっと愛しとるよ。
たっくんが亡くなってから、看護婦さんと一緒にたっくんを拭いてあげて、腕をくんであげて、たっくんにお化粧をしてあげたよ。
えりこだけ、手伝わせてもらったよ。
たっくん、キレイにしてあげたから、喜んでくれとるかな。
たっくんは、広島に帰りました。えりこも今日、広島に行きます。今日の夜はたっくんと眠る最後の夜です。ずーっとそばにおってあげます。
たっくん、お疲れ様でした。えりこは、これからもたっくんをずーっと愛しとるよ。
生まれ変わったら、もっと早く結婚して子供も産んで、幸せいっぱいの家族を作ろうね。
また、たっくんに会った時に怒られないようにえりこ頑張ってちゃんとするから。
見守っててね。
ありがとう。いってらっしゃい。
