Ad:tech 2010 tokyo の印象は、2009とは少々異なるものでした。

一言で言うと、人間への回帰でしょうか?
DATAの重要性、ROIの重視は当然として、
その上で、「コンシューマーの脳」「作り手の腕」への
あらためての着目が印象的でした。
これは今年のカンヌの傾向とも、重なるものだったと思います。

この印象を3つのキーワードでまとめてみました

①コンシューマーが一番

関連発言の抄録でみてみます。
・「ブランドの住所はお客様の頭の中。」
・「ユーザーが一番偉い」
・「コンシューマーの革命だ」

②クラフト

こちらも関連発言抄録で。

・「電子出版はクラフトマンシップで成り立つ。」
・「目指しているのはアートとサイエンスの二重らせん。」
・「コンテンツ、コンテンツ、コンテンツ。」

③覚悟

この言葉も、非常に多く聞きました。関連発言抄録は、

・「企業がSNSをやる場合、覚悟が必要。」
・「メーカートップとして、IT投資額の覚悟を知りたい。」
・「頭ではわかっている、身体がついていかない。」

広告の世界における革命を、
広告会社、広告主、制作者、テック等
各プレーヤーが、自分たちなりに飲み込んで、
飲り越えようとして、言葉にしている印象でした。

勇気のカンファレンス、と言ったところでしょうか。