日本に帰国し、
まず待ち受けているが
しろくろが
「日本の洗礼」と呼ぶ
心のこもらない
あちらとこちらの間に
分厚い壁があるように
感じるサービスと、
しらんぷり。

リムジンバスの
チケット売り場や、
コンビニや売店の店員さんの
目が笑っていないのに
笑っている、
無表情・無感情の接客。

空港のターンテーブルで
女性や子供が
荷物を降ろしていても
まるっと我関せずな
態度をみると、
きた~日本!
と、思う方、
多いのではないでしょうか。

そして街中で
思わずドアを抑えれば
次から次へと通り抜け、
私はドアマンか?
と思わず自問自答する
状況に陥ることも
しばしば。

些細なことが目につく
最初の一週間目。
そこを過ぎれば
それが日常となり
あまり感じなくなるのですが。

「日本人は親切だ」
とききますが、
この場合の親切は
日本人側に
いっぽ踏み込んで
アプローチした時のみ
得られる親切なきがします。


そんな一週目、
電車に乗って驚いたのは
「困っている人がいましたら
ぜひ声をかけてください」
という車内アナウンス。

なんか、日本らしいな~。
と、思ってしまった
出来事でした。
でもアナウンスがなくても
自発的にしたいこと、
でもありますよね。

なんていいながら、
自分ができている自信なんて
全くないのが
恥ずかしいところです。


そんな私が、
帰る日に最寄駅の
地下鉄のホームでみたのは、
スーツに身を包んだ男性が
女性を引率しているところ。

最初、
予定時間につけるかが
頭をしめていた私は
特に気も払わず
携帯とにらめっこ
していました。

二人が私の目の前を過ぎたとき、
手を引かれている女性が
白い杖を持っていることに
気がつきました。

手を引かれている女性は
盲目でした。

改札の前まできた男性は
「ここが改札ですよ。
大丈夫ですか?」
と、掴んでいた彼女の手を
改札機に置いて一言。

「はい、大丈夫です。
ありがとうございました!」
元気よく明るい声で一言告げ、
その女性は改札を抜け、
杖で確認しながら
階段を上がっていきました。

この男性と女性の間に
どんな始まりがあったのか
わからないけれど、
お兄さんに拍手喝采!
「男前~!!!」
心の中で絶賛です。

彼女が一声かけたのであれ、
逆に男性が声をかえけたのであれ、
男性のおかげで
その女性は安心して
改札まで行けたでしょう。

その光景を見て、
「自分できてない、
ではなくて、
していきたい」
そう、思いました。








少し前からお気に入りの
スコーンがあります。

Culver City (カルバーシティ)や
Venice (ベニス)にあるパン屋さん
Rockenwagner Bakery
(ロッケンワグナーベーカリー)の
Granola Scone(グラノーラスコーン)。

Whole Foods(ホールフーズ)
ペストリーコーナーで
買うことができます。
(くろはいつも
El Segundo (エルセグンド)の
ホールフーズで購入)

アーモンドやレーズン、
フラックスシードが
ゴロゴロ入っている
ずっしりと重い
食べ応えのあるスコーンです。

生地はホロホロといよりは
むちっとしていて、
アメリカにしては
甘さも控えめ。
蜜っぽい香りと
焦がしたような
香ばしい味が魅力です。


甘さも、
むちっとした食感も、
スコーンの表面で焼かれた
レーズンの酸味も、
どれもくろのが好きなもの。

グレイン系のスコーンが
もともとすきですが、
改めて好きだな~。
と、今回もぱくぱく
頂きました。


美味しかった。
ごちそうさまでした!