コーチング×ライティング 中原絵里子のブログ

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コーチとして意思決定や行動の継続をサポートする傍ら、コミュニケーションの技術を生かしてフリーランスのライターとしてインタビュー記事等の執筆に従事。ライティングとコーチングの視点でつぶやきます。

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昨日は、参加しているライターコミュニティのオフ会でした。

 

オンラインで話したり一緒に勉強したりするけれど、

なんとなくもどかしさのようなものを感じて

直接会ってみたい、と思っての企画でした(つまり私が言い出しっぺ)。

 

もちろん、オンラインならではのよさもたくさんあって、

リアルだったら出会えていなかった人と定期的に交流することもできるし、

移動に時間もかからない。

1時間と区切った時間で思い切り話して、

終わった後はスッキリした気持ちで仕事に戻れる。

 

でも、昨日は合計9人でランチを食べながら

2時間以上おしゃべりして、

その前後にプロフィール写真の撮影会を入れてもらったのでまたおしゃべりして・・・

とわいわい同時多発的にたくさんの方とお話することができました。

 

 

帰宅後、夜少しまとまった時間が取れたので、

「この高揚した気分ならきっと書けるに違いない」と

メルマガを書き始めたら、するする~っと書けたんです。

 

ここ3週間くらい、書いては後で読み返して「これは違う」と

ボツにして・・・を繰り返していた難産なメルマガでしたが、

この時はどんどん言葉が出てくる。

 

これはなぜだろう、と思ったので少し考察してみたいと思います。

 

 

●人と話すことで、五感が刺激される

 

 

人と話すことは、ただ言葉を交わすだけじゃなくて

表情や空気感やその場の流れみたいなものも共有できるので

五感で受け取れる情報が圧倒的に多い。

 

久しぶりに自分の五感が大量の情報を受け取って、

処理しようといっしょうけんめい働いているのを感じました。

 

脳の神経回路にはクセがあって、

刺激が少ないといつも同じようなルートを通りがちなのだそうです。

 

でも人とリアルで対面して会話する中には

予測していない反応や刺激がたくさんあるので、

普段は電流が通らない回路にも流れて、

その結果、自分の中にもいつもと違う反応が生まれる。

 

これが、書きたい気持ちと感性を刺激してくれているのかな、と思います。

 

 

 

●話すことは「分け合うこと」

 

オンラインでの会話は、基本的にスピーカーが1人、他の人は聴衆。

スピーカーを交替しながら、だれかが話して他の人が受け取る。

 

昨日のオフ会でその様子を「鳩時計」と表現されていた方がいましたが、

まさにそんな感じ。

しゃべる時に出てきて、終わったら引っ込む。

鳩が出ている時は、周りはじっとしている。

 

 

でもリアルで会って話す場は、双方向だったり同時多発だったり、

自分が話している時も相手の反応を受け取れたりと、

相手からの情報を受け取ることもできる。

 

だから一方的に提供する場ではなく、

分け合う場なんだな、と感じています。

 

 

遠くは京都や福島、長野からお金と時間をかけて来てくれて、

物理的に不在にするため家族といろいろな調整をして、

服装や持ち物もあれこれ考えて、

手間ひまかけて、この場所に集っている。

 

 

そうしたみんなの時間や手間を分け合っているから実現できた場で、

そこでみんなが話すことでお互いの思いや気づきをシェアしあって、

五感に刺激を受けて、安心を共有して、モチベーションを高めて、帰っていく。

 

 

たくさん心を動かしたから、自然と書きたくなる。

たくさん考えたから、自然と書きたくなる。

 

そういうことなのかな、と感じています。

 

 

だから書くために話すことはとても有効だけれど、

だれとでもいいわけじゃない。

 

会って話すことで、心が動いて、

いろいろなことを考えたくなる相手じゃないと、

「オンラインの鳩時計でいいや」と思ってしまう。

 

 

一緒にいるだけで、心も感性も揺さぶられる存在はとても貴重。

 

私も、そういう相手に一緒にいて「分け合えた」と思ってもらえるように、

自分は何を分けられるか、意識していきたいと思います。