おはようございます!
フランスの田舎でホームステイ&作曲合宿中のエリカです。
こちらは寝室のある別館。もと豚小屋。
毎朝、朝食時に食卓を囲むファミリーの会話は、
もっぱら朝一番に入って来るストライキの新情報。
というのも、現在フランスは
ストライキの嵐です。
年金改正法がきっかけですが、
その他にも、現政府の度重なるやりたい放題に、
フランス国民の堪忍袋の緒が切れちゃったみたいです。
『ストライキはフランス国民の趣味だからね』
とフランス人の友人が冗談を言っていましたが、
それにしても、こんなに激しいストが起こるのは、
かなり久しぶりだそう。
列車の運行がキャンセルされるのはもちろん、
車のガソリンさえも手に入らなくなっています。
国全体の機能がストップしつつありますが、
それでもフランス国民の80%は、
ストライキに賛成しているそうです。
ガソリン切れで移動できずに困ってる友達を、
車で送って来てあげたマダムが言いました。
『フランス人の体には革命の血が流れているのよ』
彼女の友達もつい先日デモに参加してきたそうです。
テレビのニュースではデモもストも下火になってきている、
と報じられていますが、実際はまだまだ過熱中らしく、
マダムは政府の息のかかった報道機関に不信感を覚える、
と憤慨していました。
問題になっている年金問題ですが、
現在フランスの年金受給開始年齢は60歳。
それが62歳に引き上げられるかもしれません。
ちなみにお隣の国、ドイツでは67歳から。
ヨーロッパの国々は、良くも悪くも影響し合うものらしく、
今回のフランスの年金問題の行く末に各国が注目しています。
今後のヨーロッパ全体の未来をかけて、
長引くストにも必死に耐えぬいているフランス国民。
余談ですが、先日は、ある政治家のスキャンダルを追っていた
ジャーナリスト3人のパソコンが、
同時に盗まれたらしいです。
しかも盗まれたオフィスと自宅には、
泥棒が入った形跡が全くないらしく、
『シークレット・サービス(秘密警察??)の仕業に違いないわ』
と、マダムが言っていました。
こわっ!!
そんなこんなで、大変なことになっているフランス。
清々しい田舎の青空を見上げつつ、
明後日、アムステルダムに無事に戻れるのだろうか、と
少し心配しているエリカでした。
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