いつもお読み頂きありがとうございます。
父が11月5日亡くなりました。享年88歳でした。
入院してから3か月。
一時は良くなったのですが、次第に症状は悪化。
10月の半ばには、担当の先生から、
10月いっぱいは持たないだろうと言われました。
それから5日間も頑張ったんですね。
私は、仕事の合間をみて毎日お見舞いに行っていました。
もう、私に出来る事は無かったのです。
気を入れて少々寿命を延ばしても同じ事です。
最後の2週間は、もう言葉を発する事も出来ませんでした。
喋ろうとはするのですが、聞き取れません。
その頃には、黄疸が出て身体は黄色くなっていました。
そしてその頃から、私は父の耳元に話しかけます。
大丈夫、恐がらなくていいんだよ。
身体を抜けたら、上に向かって、光に向かっていくんだよ。と
亡くなる2日前、父はしきりと自分の頭の上や、身体の回りを気にします。
嫌だ!とも言いました。
そう、お迎えが来ていたのです。
父は、生きる事にすごく執着のある人でした。
父の亡くなる日、私は思い立ったように母を連れて、
深川の不動尊にお参りに行きました。
そしてその帰り、仏具店に寄り仏具一式を買ったのです。
それなりには、お金を持っていったのですが、
財布の中には20円しか残りませんでした。
母も同じです。
今思うと、その時払ってきたのですね。
そして、その夜一本の電話が入りました。
すぐに病院からだとわかりました。
急いで、母と二人で駆けつけました。
父の最期でした。
父は安らかに旅立ちました。
父の死に顔は、まるで深い眠りに入っているようでした。
声をかければ、起きるような・・・穏やかな死に顔です。
私には、何の悔いもありません。
私に出来る事は、精一杯やりました。
人間は誰でも死ぬのです。
悔いのない死に方をしたいものです。
ありがとうございました。感謝します。
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