三つ子の魂百まで。。。
谷口浩久です。
自分でも呆れるくらい、この言葉を実感する時が多々あります。
僕は、まぁ、よくある
「夏休みの宿題を最後の日まで取っておく」
タイプ。
いや、決してそうしたくてしているわけじゃありません。
世の中には、好きでそうしている人もたくさんいるでしょうけれど。。。
僕も、一度くらい、
「フンッ、最後にやるのがいいのさぁ~」
と割り切って、何もかも忘れて遊びまわってみたい。。。
でも、そうじゃないんです。
僕の頭の中にはいつも、
「あ~、宿題が残ってる。。。
早くやらなきゃぁ~」
という葛藤が渦巻いているんです。
忘れられないんですね。
だったら、何で早くやっちゃわないんだ、ということなんですけれど。
なんか…できないんです。。。
頭が働かないというか、手が動かないというか。
…と思ってみると、そういえば。
母が、僕の幼少期について、こんなことを言っていたのを思い出しました。
「あんたは、幼稚園の入園試験の時、ほんっとに最後までみんなと遊ばなかったんだよ。
みんな一緒に遊び始めても、あんたは輪の外で、みんなを観察して様子を伺ってる。
それで、最後に、様子が飲み込めてから、輪の中に入って行ったのよ。」
すっっっっごく、心当たりのある話。。。
いまだに、人の輪の中に入るのがとっても苦手。
飛び込めないんです。
そして。
人の輪の中に入る時も、他にも、何をやるにしても、すぐにはやらない。。。
じっくり、様子を見て、あれこれ考えてから、土壇場になって一気に事を起こす。。。
今も昔も、なぁんにも変わってないんだなぁ。。。
よく、他人から
「考えないで、飛び込みなさい」
なんてことを言われて、その度に戸惑ったりイラついたりしてしまう人生なんです。
すぐに飛び込めないのを自分で一番わかってるから、そこを指摘されると、もうどうしようもないくらい混乱して、やがては苛立ちを覚えてしまうんですよね。
でも、何度も、その性格を直そうと、自分なりに努力もしてきたつもりです。
そして。
その度に、とてつもない疲労感と気持ちの悪さに襲われてしまい。
どうしたらいいんだろう、と。。。
でもこれ、もう、どうしようもないんじゃないかな。
どうにかしようと思うの、やめようと思う。。。
どうにもならないから、
「三つ子の魂百まで」
っつー言葉があるんじゃないのかね??
まぁ、それと「夏休みの宿題を取っとく」のとは、結びつけちゃいけない問題かもしれないですけども。
スタニスラフスキーの演技法でも、
「超目標」
というのがあります。
その登場人物が、台本の時間軸を超えて、長い人生を通して戦っているテーマだったり、持ってる葛藤のことですね。
人生レベルの、一本の物語です。
台本上の物語は、その「超目標」に沿った、その一部分というか。
与えられた物語が、超目標から外れてはいけないんです。
この、人生を貫く一本の葛藤が、物語を深く豊かなものにします。
演劇にとって、この、人生を貫く「超目標」というのは、とても大事なのです。
…とまぁ、ちょっとこじつけですけども。
三つ子の魂を、ちょいちょい変えることができたなら。
その性格や、
その性格が誕生するきっかけとなった事件(トラウマ)があるとすれば、そのトラウマを、すぐに捨て去って、
簡単に、新しい自分に生まれ変わることができるなら。。。
それはそれで、素敵な世界かもしれませんけれど。
人生をかけた、深い深い物語は、姿を消してしまうかもしれませんね。
演劇が、消えて無くなってしまうかもしれません。
先日の広島で撮影した、宮島からの夕日です。
●E-Quest Company HP🐵
http://equestc.wix.com/equestc
●次回公演決定!!
2016年7月22日(金)~24日(日)
「7ストーリーズ」
@新生館シアター
http://equestc.wix.com/equestc#!next-stage/qfdw9
ご予約はこちらから
http://ticket.corich.jp/apply/74007/
E-Quest Company 第5回公演
『7ストーリーズ~7階で起きた7つの物語~』
作 モーリス・パニッチ
訳 吉原豊司
演出 谷口浩久
出演 Adam/落合孝裕/北川聡/清水彩/谷口浩久/長谷川ゆうり/平栗ひろみ/福田敦子/横田大明/和田学
7月22日(金)~24日(日)
22日(金)14:30/19:00
23日(土)13:00/18:00
24日(日)12:30/17:00
@北池袋 新生館シアター
チケット 3,000円(全席自由)
谷口浩久です。
自分でも呆れるくらい、この言葉を実感する時が多々あります。
僕は、まぁ、よくある
「夏休みの宿題を最後の日まで取っておく」
タイプ。
いや、決してそうしたくてしているわけじゃありません。
世の中には、好きでそうしている人もたくさんいるでしょうけれど。。。
僕も、一度くらい、
「フンッ、最後にやるのがいいのさぁ~」
と割り切って、何もかも忘れて遊びまわってみたい。。。
でも、そうじゃないんです。
僕の頭の中にはいつも、
「あ~、宿題が残ってる。。。
早くやらなきゃぁ~」
という葛藤が渦巻いているんです。
忘れられないんですね。
だったら、何で早くやっちゃわないんだ、ということなんですけれど。
なんか…できないんです。。。
頭が働かないというか、手が動かないというか。
…と思ってみると、そういえば。
母が、僕の幼少期について、こんなことを言っていたのを思い出しました。
「あんたは、幼稚園の入園試験の時、ほんっとに最後までみんなと遊ばなかったんだよ。
みんな一緒に遊び始めても、あんたは輪の外で、みんなを観察して様子を伺ってる。
それで、最後に、様子が飲み込めてから、輪の中に入って行ったのよ。」
すっっっっごく、心当たりのある話。。。
いまだに、人の輪の中に入るのがとっても苦手。
飛び込めないんです。
そして。
人の輪の中に入る時も、他にも、何をやるにしても、すぐにはやらない。。。
じっくり、様子を見て、あれこれ考えてから、土壇場になって一気に事を起こす。。。
今も昔も、なぁんにも変わってないんだなぁ。。。
よく、他人から
「考えないで、飛び込みなさい」
なんてことを言われて、その度に戸惑ったりイラついたりしてしまう人生なんです。
すぐに飛び込めないのを自分で一番わかってるから、そこを指摘されると、もうどうしようもないくらい混乱して、やがては苛立ちを覚えてしまうんですよね。
でも、何度も、その性格を直そうと、自分なりに努力もしてきたつもりです。
そして。
その度に、とてつもない疲労感と気持ちの悪さに襲われてしまい。
どうしたらいいんだろう、と。。。
でもこれ、もう、どうしようもないんじゃないかな。
どうにかしようと思うの、やめようと思う。。。
どうにもならないから、
「三つ子の魂百まで」
っつー言葉があるんじゃないのかね??
まぁ、それと「夏休みの宿題を取っとく」のとは、結びつけちゃいけない問題かもしれないですけども。
スタニスラフスキーの演技法でも、
「超目標」
というのがあります。
その登場人物が、台本の時間軸を超えて、長い人生を通して戦っているテーマだったり、持ってる葛藤のことですね。
人生レベルの、一本の物語です。
台本上の物語は、その「超目標」に沿った、その一部分というか。
与えられた物語が、超目標から外れてはいけないんです。
この、人生を貫く一本の葛藤が、物語を深く豊かなものにします。
演劇にとって、この、人生を貫く「超目標」というのは、とても大事なのです。
…とまぁ、ちょっとこじつけですけども。
三つ子の魂を、ちょいちょい変えることができたなら。
その性格や、
その性格が誕生するきっかけとなった事件(トラウマ)があるとすれば、そのトラウマを、すぐに捨て去って、
簡単に、新しい自分に生まれ変わることができるなら。。。
それはそれで、素敵な世界かもしれませんけれど。
人生をかけた、深い深い物語は、姿を消してしまうかもしれませんね。
演劇が、消えて無くなってしまうかもしれません。
先日の広島で撮影した、宮島からの夕日です。
●E-Quest Company HP🐵
http://equestc.wix.com/equestc
●次回公演決定!!
2016年7月22日(金)~24日(日)
「7ストーリーズ」
@新生館シアター
http://equestc.wix.com/equestc#!next-stage/qfdw9
ご予約はこちらから
http://ticket.corich.jp/apply/74007/
E-Quest Company 第5回公演
『7ストーリーズ~7階で起きた7つの物語~』
作 モーリス・パニッチ
訳 吉原豊司
演出 谷口浩久
出演 Adam/落合孝裕/北川聡/清水彩/谷口浩久/長谷川ゆうり/平栗ひろみ/福田敦子/横田大明/和田学
7月22日(金)~24日(日)
22日(金)14:30/19:00
23日(土)13:00/18:00
24日(日)12:30/17:00
@北池袋 新生館シアター
チケット 3,000円(全席自由)