昨日の、EQ-LAB(ラボ)。

奇跡の瞬間がたっぷり見られました。


谷口浩久です。


EQCのワークショップ「EQ-LAB(ラボ)」。


昨日は、「7ストーリーズ」出演者の北川聡さんも参加。



チェーホフ、オーファンズに続き、3度目の共演です。


もう一人の参加者は、こちらも「7ストーリーズ」出演者の福田敦子さん


ラボで展開している、メソッド演技をベースとした演技法で舞台を踏むのは今回が初めて。

でも、ラボのメンバーとしては一番の古株で、ラボ創設以来、半年以上、密に稽古に通って頑張ってくれています。




奇跡。



僕らは日々、奇跡を起こし続けています。


計算では起こりえない、奇跡の瞬間。


日常の生活は、その奇跡の連続です。


それを僕らは「生きる」というのでしょう。



多くの、演劇の上での瞬間はこの奇跡が失われ、本当に生きた人間を見ることは難しいです。

つまり、
計算で、その場面を演技してしまっている。

自分の演技プランという、計算です。

計算である以上、その瞬間を新鮮に生きることはできません。


その瞬間を新鮮に感じ、計算ではない感覚でいられなければ、それは生きているとは言えません。



僕ら俳優の仕事は、計算で「生きているフリ」をすることではなく。



計画的に、「奇跡を起こす」こと。


それが、プロというものでしょう。

まぁ、他の芸術や、アスリートも、プロというのはそういうものなのでしょうね。


僕ら俳優は、その瞬間を、まるで初めて生きるかのように感じること。
繰り返し稽古や本番を行っていく中で、いかにその瞬間を劣化させずに新鮮さをキープできるか。

それが、最大の仕事であり、技術である、と考えています。



なんか、鮮度をキープする魚屋さんやお寿司屋さんの技術みたいなものかもしれませんね。



その瞬間が、昨日のラボでは連発してました。



力のある俳優さん同士だと、その「計算ではない奇跡」を「計算」で起こせるようになるんですね。


プロだと思います、本当に。


見ているこちら、脱帽の瞬間の連続でした。




生きた人間たちの、奇跡の瞬間。

7月の「7ストーリーズ」は、その生きた人間たちのドラマです!!

ぜひ、皆様も劇場で、その奇跡の目撃者になってくださいね!!







●E-Quest Company HP🐵
http://equestc.wix.com/equestc

●次回公演決定!!
2016年7月22日(金)~24日(日)
「7ストーリーズ」
@新生館シアター
http://equestc.wix.com/equestc#!next-stage/qfdw9