みなさん、コンニチハ 引続きEPSDC中川です。
さて、今回はXmas Party だけでなくEPSDCペリオコースではスペシャルスピーカー
2人をお招きしてオープンセミナーを開催しました。

土曜日は、スウェーデンイェテボリ大学歯周病科を卒業された
冨岡栄二先生にご講義して頂き、日曜日は同じくイエテボリ大学 矯正科を卒業された
加治彰彦先生です。

冨岡先生からは、「再生療法 ―日常臨床における効果―」という題名でGTR法や
EMDを用いた再生療法について講義して頂きました。
さすが冨岡先生、しっかりとした科学的な考え方にて説明してくださいます。
実に理論的!! 

講義の一部、私なりに整理してみました(解釈の間違いを恐れずに書きます!)
講義は2時間でしたが、最初は骨縁下欠損や根分岐部病変に再生療法を用いた場合、
どのようなそしてどれ程の効果があるのかについて、症例や研究論文を多数引用して
お話されました。
歯周病学の分野において注目されている再生療法ですが、意外とその効果は研究に
よって幅があったりします。
実際に臨床に応用するにはそれらを正しく理解していなければならず、今回の講義は
様々に飛び交う情報を整理する意味でも実に有意義な内容でした。
講義は終始、質問が多数寄せられ当然のごとく延長


2日目は、イェテボリ大学矯正科卒業の加治彰彦先生にご講義頂きま した



加治先生は、矯正専門医ならではの視点から歯周治療に対する考えをお話して
頂きました。

歯周疾患のために失われた正常な歯列や審美性を、歯周病専門医と共同で治療して
いく症例を多数説明され、改めて一般歯科と矯正歯科との連携が必要なことを再認識
させる内容でした。
それ以外にも、留学中の指導医の先生とのエピソードを語られたり、加治先生なら
ではのジョークを飛ばされるなど非常に興味深いお話でした。
普段、一般歯科医が矯正の分野に触れることは決して多くないため、受講生から多数の質問が出されこれまたお昼休憩に食い込む盛り上がりでした。

午後からは、宮下先生の講義&実習です



ペリオコースも残りわずかとなって来ましたが、今回も全力で講義にあたります。
今回のペリオコースでの殆どは、根分割ですが分割するのみでなく
術後、いかにセルフケアーしやすい骨形態へと整形出来るかといった部分を重視して
実習は行われます。
外科は歯科医が行うのですが、その後の管理は患者の日々のセルフケアーです。
管理しやすい形態であることは、とても重要な事です。
また、日頃の患者のセルフケアーの状態を良く把握しているのは歯科衛生士です。
セルフケアーしやすい形態を歯科医と歯科衛生士が共有出来るように、実習は各クリニックDr&DHペアで行います。

講義では、宿題のケースを見ていきます。
こちらDHグループ

ランチの時間もデイスカッションです。
本当に熱心なDHグループです!!
この後の非外科実習の治療計画をディスカッションしている最中です

そして、顎模型上での外科実習の準備中↓










骨形態のスムースさをチェックしている、宮下講師。

次回は、いよいよ最終回。
みなさん、心はStage Ⅳエンドコースのようですが、、、その前に補講コースも
開催されます。。

2012年も一年間数多くコース、そしてセミナーを開催させて頂きました。これもひとえにご参加下さったみなさまのお陰です。
来年度もより一層充実したコースにしていきたいと思います!!

よろしくお願い致します

それでは皆さん、良いお年を~  (って、ちょっとまだ早いか!)

またお会いしましょう

中川でした~