温泉の施設にけっこう炭酸泉が多く入るようになって来ました。

たまに聞かれるのが
注意事項があるんだけど守らないとどうなるん?みたいの

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①15分以上は入らないように。
②過度の高血圧症の方、動脈硬化症の方、心臓病の方、その他医師から入浴を制限されている方はご遠慮下さい。

だいたいはこんな感じ。

炭酸泉だから長く入るとなにかあるんじゃないか?
みたいな危機感があるっぽいですね。


上記の注意事項を禁忌症と言うのですが

そもそも温泉には禁忌症ってのが全ての泉質に共通したもの
泉質によって変わるものがあります。

全てに共通した温泉禁忌症の例です。
  *すべての急性疾患(熱のあるとき)
  *慢性関節リウマチの病状進行
  *がん、白血病、肉腫
  *重症高血圧、動脈硬化症
  *1年以内の心筋硬塞、狭心症発作(心電図などで判断)
  *重症糖尿病
  *代償不全の心臓病、腎臓病
  *発病後間もない脳卒中
  *発病後間もない胃・十二指腸潰瘍
  *大血管の動脈瘤
  *妊娠初期と後期、出血しやすい体質、月経中
  *急性伝染病

炭酸泉の禁忌症の②はコレです。
炭酸泉だけじゃなく入浴が制限されてる人はダメよって事です。

じゃ①はというと

水圧による疲労や心臓への負担などじゃないかと思います。
狭心症や心筋梗塞と入浴のHPでは
「30分以上の長風呂は長距離走と同じくらいの体力を消耗させるほか、水分が失われて血圧が上がったり血液が濃くなる事もあります。入浴時間は10~15分、浴槽につかっている時間は3~5分を目安に切り上げるようにしましょう。」

となっています。

これは日本人が好きな湯温42°前後での話ですので
炭酸泉はどこも36~38°くらいなので15分くらいは大丈夫じゃない?って感じかなと思います。

湯温が低い炭酸泉は体への負担も少ないのですが
どうしても長風呂になりがちなので注意を促しているんじゃないかと思います。

むしろ炭酸泉は他の泉質に比べて禁忌症が少なく
安心して入れると思います。

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