こんにちは
ブログ初登場のスタッフ西村です
昨日、奈良の吉野に行って来ました
吉野には、えんで使用した吉野のおがくずを、
次に発酵堆肥として使用していただく為に持っていきます
吉野から吉野に戻るなんて、すごく素敵なエコですよね
今は、桜の苗木を育てる為にオガクズが使用されているそうです
いつかキレイな桜が咲く日が楽しみです
そして、また新しいさらっさらひのきのオガクズを積んで、大阪へ運ぶのです
プラス今回は、もうひとつ楽しみなことがありました
「吉野貯木まちあるき」イベントです
「まちあるき」は、今も30件近くある製材所、路地裏、材木市場、木でできた工場、
そこに住む人々を長年見守ってきた橋など、
貯木場のふだんの仕事風景や木の香りが感じられる「まち」そのものを歩きます
吉野貯木は昭和14年から木材の集散地として栄えた場所です
最盛期には80件を超える製材所、木工所、樽丸工場が軒を並べ、
貸車の引き込み線が貯木場内を縫うように走っていました
まさに日本の木の文化の発信基地
ということで、たくさんの参加者の方とスタンプラリー用の木の板をぶらさげてスタートです
もうどこを見ても、木・木・木という感じで、製材所がたくさんあり、木の香りがしていました
地元ガイドさんに、貯木に昔あった水門や、貯木誕生当時の様子など聞きながら
吉野野山から伐り出されてきた原木がセリにかけられている市場や、
吉野材でカバーをつくっているところ、
木をふんだんに使った平屋建てのモデルハウスを見学したりしました
途中でふらふらっと捨てている木くずを見たり触ったりしていると
そこの工場の方が声をかけてくださって、「工場の中を案内してあげる」と
(ここでコースを離脱)
そこは、機械のかんなで気をうすく削ったりしているところでした
薄さの種類や、削った気を大きな機械で乾燥させたりと
いろんな工程を見せていただきましたが
普段は、なかなか見ることはできないそうです
そんな優しいおじさんに別れを告げ、元のコースへ戻り皆さんと合流
時間があまりなく私達は全部回れなかったのですが
その中でも一番私がおもしろかったのは、
一本の大きな木を一人の職人さんが、
たった5・6分でペロッとみかんの皮のようにむいてしますのです
気持ちいぐらいキレイにむけるんです
でも、「簡単そうでものすごく難しいのよ」とそこのお店の奥さんが何度も言っていました
その職人さんは30年以上のベテランらしく、
普通の職人さんには、皮がバラバラにならず、
一枚の板のようにはがすことは、なかなできないそうです
職人さんは、終始無言で大きなマスクをしていたので
年齢や表情もわからなかったのですが
その後ろ姿はとても若々しく、男らしくて素敵でした
素敵な職人さんの姿をに焼きつけ、スタンプラリーの景品をもらいに
吉野杉で作ったミニ升と割り箸
吉野のゆるキャラ「吉野ピンクル」のメモ帳をいただきました
大自然に囲まれた吉野と、
その自然と共存している人たちの優しさに癒されて
大阪に戻ってきました
次は、桜の時期にスタッフみんなで行けたらいいなぁと思っています
そして、みなさまには大阪にいながら、
吉野の大自然から持ってきた、
ひのきの優しい香りとふわふわおがくずに包まれて
癒されていただきたいと思います