行政書士試験の科目ごとの特徴 | 日々の出来事

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 行政書士試験は、出題科目ごとに特徴があります!その特徴を知った上で、方向を間違えずに勉強すれば、必ずゴールに近づきます。


 科目ごとのイメージをつかんでいきましょう。


1.憲法


 一人一人の個人を尊重するため、人であれば当然にもっている基本的人権を保障するとともに、国家の統治機構のあり方を定めた法です。日本の法体系の最高に位置しあらゆる法律等は憲法に違反することができません。


2.民法


 私たちが普段の生活をする上で起こりえるトラブルを解決する法律です。基本的に私たちは自由に売買などすることができ、またその内容をどのようにするのも自由ですが、トラブルが起こった場合に、そのトラブルを解決する策を事前に考えていなかったとき、その解決手段として民法が登場します。また民法は家族関係についても規定しています。


3.商法


 民法が私たちの行う日常の取引を規定しているのに対して、商法は商取引という狭い社会を規律したものです。また、行政書士試験での商法には商法という法律の他、会社法という法律からも出題されます。会社法は、会社という組織がどうあるべきか規定するとともに、会社が行う行為などを規律する法律です。


4.行政法


 日本には行政法という法律はありません。行政に関する法律は数え切れないほど存在し、それをひとまとめにして、体系付けたものを行政法といいます。行政と一言に言っても、私たちにとって身近な事から専門的なことまで幅広く考えられます。この様々な行政は、法律に従って行わなければいけないとされています。そのため、一つ一つの行政を規律する法律の数は膨大なものとなってしまうのです。

 なお、行政書士試験では、個別の行政に関する法律として、行政手続法、情報公開法、行政不服審査法、行政事件起訴法、国家賠償法、地方自治法なども行政法の分野として出題されます。


5.基礎法学


 基礎法学は、憲法や法律を学ぶ前提としての法学という学問分野のことを言います。

 ここでは、法律の専門用語や法律の解釈の仕方、法律の分類、関係のある複数の法律の優先順位のつけ方などを学びます。


6.一般知識等


 正式には、行政書士に関する一般知識といいます。その内訳は、政治・経済・社会・情報通信・個人情報保護・文章理解となっています。特に情報通信・個人情報保護法の分野は、個人情報保護法や情報に関係する法律が中心となります。

 個人情報保護法とは個人情報を保護するため、その取得や利用などについて民間の事業者に各種の義務を規定した法律です。



こんな感じですが、簡単にイメージはできましたか?


何事も始める前に、イメージすることが重要です。

ホント簡単にですが、イメージをつかんでおいといた方がこれからの勉強はらくになると思います。