スギ、ヒノキ、イネ科と長い長い花粉症の季節もひと段落、かぜの方はおられますが、耳鼻科医はちょっと一息つく時期になりました。


本前回書いた、番組のコーナー「スミスの本棚」で紹介された本は、ネットでも調べられますが、それをまとめた本も昨年出ているので、面白く読みました。


スミスの本棚 私の人生を変えたこの一冊/日経BP社
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いろんな業界の方が紹介する本ですので、ジャンルも多岐にわたります。逆に、そんな人たちが紹介する本なんか、読みたくない、という方もおられるかもしれませんが、読む本を選ぶきっかけにはなりますね。

また本を紹介する方々の、簡単なインタビューがのっているのですが、それを読んでいた思ったのは、どの方も本の読み方が深いなあ、言葉の受け取り方が深いなあ、ということでした。私は、どちらかというと、速読タイプなので、ちょっと知っていることなら、これは見たことがある内容だなあ、得られる情報が少ないなあ、と読み飛ばしてしまうことも多いのですが、インタビューで書かれていることを読んでいると、その本のどの部分、どの言葉に、どういうことを感じたか、どう自分と重ね合わせたか、と、自身の心や脳裏に焼き付けるような読み方をされているなあ、と感心しました。

読む人の置かれた環境や場面、気持ちによって、選ぶ本もかわるし、読んだ本の受け止め方も変わると思いますが、本からのインプットだけでなく、それを自分なりに消化して、今度はいろんな場面でアプトプットできる、そんな読み方ができたらいいですね。

少しでも子供たちの手本になればと、家でもなるべくテレビをつけず、見たい野球も見ずに、ちょっとした時間には読書します。本当は、阪神の負け試合が多くて、いたたまれなくて、テレビが見られないんですが…。