珍しい三葉の松が伐採されるとは!! | 遠州つれづれフォト記

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掛川市で生活をはじめた「りゅう太」の日常生活から遠州路のきまぐれフォト記

 木曽路散策で訪れた長野県木曽町、一昨々日(8月26日)夕方、

 「旧帝室林野局木曽支局庁舎(以下「旧営林署」と云う。)」へ

 行って来ました。


 この旧営林署は木曽の皇室所有の山林「御料林」の管理事務所

 として明治36(1903)年に建てられたが、昭和2(1927)年の福島大火で
 焼失しましたが、当初と同じに再建された貴重な建物です。

 詳細は 市民タイムス ニュース◇抜粋版(2010.11.15)◇

 → ( http://www.map-color.co.jp/times_news/diary.cgi?no=4910&continue=on


 この旧営林署の建物は現在復元改修工事が進められていました。 


 復元改修工事中の旧営林署

 元の屋根は銅版拭きでしたが、鋼板に緑色(銅板の緑青に

 似せた色)に塗装されたとのこと (経費節減でしょうか?) 
遠州つれづれフォト記-営林署1A  遠州つれづれフォト記-営林署2A

 

 旧営林署の前庭には樹齢50~60年以上の「三葉の松」が

 植えられています。


 普通の松は二葉(針葉)ですが、ここの松は三葉(針葉)で

 松かさにトゲがあるのも特徴です。


 旧営林署の入り口(左)とここにある松の針葉と松かさ(右)
遠州つれづれフォト記-営林署4B  遠州つれづれフォト記-三葉の松


<伐採される三葉の松>

 旧営林署復元改修工事に伴って、珍しい「三葉の松」が間もなく

 伐採される予定になっていました。



 工事関係者によると、赤テープが巻かれた木々が伐採予定で
 3本とも三葉の松でした(下の写真の矢印)。


 写真手前の松は大きくて樹齢50~60年以上では?
遠州つれづれフォト記-三葉松00  遠州つれづれフォト記-三葉松2A


 工事関係者も三葉の松であることをご存じなく、また一般の

 町民もご存じない方が多いと思います。

 「三葉の松」と知られずに切られてしまうのは哀れです。


 伐採されてからは遅いので、三葉の松と確認して頂いた工事関係者も

 町と相談すると言って頂きました。

 1本でも多く「三葉の松」を残して頂きたいと願いつつ旧営林署を

 あとにしました。