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寝ても覚めてもR25のことばかり考えてた25歳から30歳でした。
ぜんぜんブログかけてなかったのですが、
僕にとってあまりにも大きな存在であったR25の終了ということで、
インターネットの片隅に記録を残すという意味でブログを書いてみようと思います。
【R25がいかにすごかったか】
もう当時のこと覚えてる人もあまりいないと思うのでメモを残します。
・街の風景を変えた。
電車にのってるサラリーマンが木曜日はみんなR25を読んでた。信じられないかもしれないけど、みんな電車ではスマホをみてなくて、R25とか本とか読んでたんだよ。
・人を動かした。
R25で紹介する本がやたら売れるので、
本屋の養成で、本の紹介の予定を事前にながして、本屋が仕入れにいかすようになった。
大型タイアップをやったクライアントのコールセンターが本当に鳴りやまないなんてことがあった。前職の経験でかなり雑誌も新聞も30億くらい出稿したことあるけど実際に目に見えて反響が出る紙メディアなんてなかった。
・広告の未来にチャレンジしてた。
最近議論されてる広告のクリエイティブのチャレンジはすべてやってたと思う。
分散型メディアも、ネイティブアドも、戦略PRも、スポンサードコンテンツも。
広告がコンテンツに紐づいて、コンテンツと一緒に流通する世界をチャレンジした。
少なくても世の中のタイアップ広告の基準をあげることには寄与してたんじゃないだろうか。
・カスタマーの人生をちょっとだけ変えた。
「僕にとって世界への窓です」というようなことをいってる読者の声が強烈に印象にのこってる。世の中で起きていることを、わかりやすく、そもそも論を解説しているメディアがなかった。
社会に関心をもつきっかけになってた。専門分野のライターさんが書くのではなく、サブカルのライターさんが咀嚼して、自分でもわかるように政治経済の記事を書いてた。
【個人的な悔しさについて】
R25は、小林大祐さん、田端信太郎さんのペーパーポータル構想というバカみたいな(だって紙Yahoo!構想ですよ。ぶっとんでる。)、
でも、この15年で見たどの企画よりも、
野心的でワクワクする構想からはじまっていて、
(ちなみに、小林さんはその後、就活偏差値構想をぶちあげたりと、
信じられないくらいクリエイティブな構想を立てる人だった)
田中耕介さんの破天荒なマネジメント、電通の内田さん、高田さんのコミットメントと、
藤井大輔さんという天才編集者の奇跡的な出会いで事業が垂直で立ち上がった事業だった。
僕は、中途でリクルートにはいったばかりで、
経営企画部門の事業オーディットという微妙なかかわりだったけど、
この立ち上げを近くで、でも微妙に客観的な立場で、
見ることができたのは大きな財産だった。
その後2年して、
小林さんも田端さんも田中さんも去ったR25にジョインして、
諸先輩方の意志を勝手に継いで、R25を100億の事業にしようと、
(なんの権限もないペーペーの若手でしたが)
20代後半のエネルギーをすべてつかって、
いろいろな試行錯誤をしてた。
でも、
なにより悔しいのが、
モバイルになることも、
フリーペーパーが過渡期のビジネスであることもわかっていて、
そのための試行錯誤も行ってきたけど、
結局僕らには強固なビジネスを創ることができなかったという事実。
今の自分だったらどうしてただろうかと毎年考えてる。
【R25のミッションステートメント】
僕は、R25のミッションステートメントが本当に好きでした。
最後にミッションステートメントを記録として残しておきます。
R25とは、
「第2の成人」を迎えるための教科書である。
25歳から34歳のR25世代は、社会人として思春期にある。
自分と向き合い、社会と向き合い、仕事と向き合うことで、
自らの殻を打ち破り「第2の成人」を迎える時期といえよう。
ところが、これまでの常識や価値観がどんどん変化していく
現在において、閉塞感や不安感を持つR25世代は多く、
殻を打ち破るだけの「勇気」や「自信」を持てずにいる。
R25はそのサービスを通して、R25世代と同じ視点に立ち、
「氾濫する情報の中から必要なものを選択するセンス」と、
「好奇心を持って新しいことに挑戦するスタンス」を、
読者と一緒に培っていきたい。
25歳からの10年間をR25とともに悩みながら進むことで、
35歳からの40年間が自分らしく楽しく生きられる。
R25を卒業した読者が、そんな人生を送れるようにと願って。
R25、本当に本当にありがとうございました!
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(お知り合いの皆さま)
というか、
おまえの事業は結局どんなことやってるんだっていうのが、
全然報告できていないですね。
サービス立ち上げてちょうど1年くらいで、いよいよ盛り上がってきました。
近々ご報告します。