ヴァン・ド・ソファ 2015 / ジェントル・フォーク(gentle folk) | 直感ワイン!! 

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vin de sofa [2015] / gentlefolk

ヴァン・ド・ソファ / ジェントル・フォーク

 

男がソファに座りながらワインをラッパ飲みしている。


そんな風変わりな絵(版画?)がラベルとなっている
こちらのワイン。

造り手である
ジェントル・フォークのギャレス・ベルトンは
元海洋生物学者という異色の経歴の持ち主。

あのルーシー・マルゴーのアントン・クロッパーや
ヤウマのジェームス・アースキンとの出会いにより
ワインづくりの道に進み頭角を現す。

テクニックへの傾倒や、型にはまった画一的な
ワインづくりを嫌う彼は、人による干渉を極力排した、
そして葡萄やその地の気候にあった
ワインづくりを行っている。

 

 

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また、彼が生み出すワインはセパージュも個性的で、
この“ヴァン・ド・ソファ”に至っては、
主体のピノ・ノワールのほかに、
ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、
それにリースリングと、旧世界だけでなく、
ニューワールドのワインでもお目にかかれないような
奇想天外なブレンドとなっている。

そんな、いろんな意味でナチュラリストともいえる
彼が生み出すワインとはどのようなものでしょうか。


 

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色は淡いルビー色。

香りは、木いちごにライムのような
柑橘系の果物の香りが混じる
フレッシュでフルーティな香り。

飲み口は軽やか。

柑橘系果実からくる鋭い酸味が骨格を成し、
マスカットベーリーAによく見られる
イチゴっぽい甘さにライムの鋭い酸味が加わった
ジューシーな味わい。

赤白の葡萄品種が混ざり合っているが、
ピノ・ノワールの木いちごのようなニュアンスと
白品種の柑橘系の果物のニュアンスが交互に顔を出す。

 

 

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悪く言えば、よくわからないジャンルの
飲み物になっている気もするし、
よく言えば、樽などのブドウ以外の要素が排除され、
それぞれのブドウの個性がしっかりと生きている
とも言える。
なんとも不思議な飲みもの。


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◇ワインデータ◇
vin de sofa [2015]
ヴァン・ド・ソファ
品種:ピノ・ノワール(Pinot Noir)
ピノ・グリ(Pinot gris)、
ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)
リースリング(Riesling)
カテゴリ:赤 / ミディアムボディ
国地域:オーストラリア(Australia) /
南オーストラリア(South Australia)/
アデレード・ヒルズ(Adelaide Hills)
生産者:ジェントル・フォーク(gentle folk)
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MARUYAMAYA

湘南ワインセラー