札幌ではたらくマジメ社長の徒然なるままに
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仕事をどれだけやるかはその人の人間性にかかっている

納豆好きです。食べない人もいると思いますが私は食べます。食べ方もいろいろだと思いますが混ぜると味が変わります。箸で混ぜる回数はたいていは40-50回くらいだと思いますが、これが100回になると色も変わってきます。白濁して、粘りが強くなり、濃厚になりまったく違う食べ物に変質します。恐らく、ですが料理の世界では食材とその調理において料理人の性格によって料理の味が変わることの意味はこのあたりにあると思います。この混ぜるという行為は混ぜる人間の人間性によって変わり、それによって味が変わるということです。料理の仕入れ、下ごしらえ、調理、調味料の計量、火の通し方など料理の世界は人間性そのものによる勝負の世界だと思います。

 

翻って、人材紹介業はどうでしょうか。求人ニーズを案件化する時の打合せのありかた、求人票のおこし方、複数の人へのヒアリングや現場見学はやるのか、要件定義をしたらどこで探すか、その探し方、探す時間にどれくらいかけるか。候補者が見つかり面談ではどれくらいの時間をかけるか、どこまで気持ちを入れるか。企業プレはどこまでやるのか。面接同席はするのか。お客様や候補者に会う、聞く、調べる、探すという行為はコンサルタントの人間性によります。よく、製品にはつくった人の心があらわれると言います。ラフな人がつくったものはラフに、繊細な人がつくったものは繊細なものになります。プロ意識が強いコンサルタントはすべてのプロセスを完璧に仕上げていくでしょう。また余裕のあるコサンルタントならばすべてのプロセスを丁寧にじっくりと取り組むことでしょう。そしてプロ意識が強く完璧さを求めるコンサルタント、余裕があり丁寧にじっくり取り組むコンサルタントはお客様や候補者から強い支持を得る。もちろん成果も出すし、そのあとに紹介もいただくことでしょう。

 

最高の品質をもった完璧な「仕事」こそ私がやりたい人材紹介です。戦後最大の起業家・稲盛和夫氏の教えのなかに人生方程式というものがあります。人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力です。この方程式は大事な順番に展開されていますが、一番大事なことは「考え方」であると言っておられます。そしてこの「考え方」とは言い換えれば「哲学」であり「思想」です。言葉を変えて言うならそれは「人格」「人間性」です。この「人格」「人間性」が、人生の結果、仕事の結果を決めます。よく「カニは甲羅に似せて穴を掘る」というたとえを使って「企業はトップの器までしか大きくならない」と言います。その器と言うのが「人格」「人間性」です。「人格」「人間性」が経営、人生を決めると思います。つまり人格や人間性が仕事の成果に直結するということです。立派な成果がでていない人は”自らの”「人格」や「人間性」がひとつひとつの実務にどういう影響を及ぼしているかを真剣に考えるべきです。

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