
山中先生と初めてお会いしたのは名古屋の『亀井道場』でした


そして、2回目にまた『亀井道場』でお会いした際、「DOCSに何かレクチャーしに来てくださいませんか?」とお願いして今回の会を実現することができました

初めてお会いして以来、山中先生の著書を読ませていただき、内容ももちろん素晴らしいのですが、僕は特にコラムの部分に表れる先生のお人柄に魅力を感じて、今回DOCSメンバーに先生を紹介できるのをとても楽しみにしていましたヾ(@^▽^@)ノ
今勉強会は具体的には『医学部では教えない「診断へのアプローチ」』と『「教育症例カンファレンス」Clinical Pearl 』の2部構成で進行しました

まず、第1部の『医学部では教えない「診断へのアプローチ」』では自己紹介も兼ねて先生自信が現在はまられていると言う『Snap Diagnosis』の魅力について語っていただきました

『Snap Diagnosis』とは専門医の先生方が日常的に用いられている「この病歴と所見ならこの疾患で決まりでしょう」といった診断方法で、それを総合診療の現場でも用いることによって、無駄な検査などの患者さんの負担を減らせるのでは、というものでした

この内容を一読すると、それだと「重篤な疾患を見落とす可能性があるのでは?」とか「逆にTunnel Visionに陥って無駄な検査が増えるのでは?」と誤解されそうですが、先生のお話は、もちろんその様な可能性も考慮した上で、とにかく『患者さんの話』をよく聞いて『Snap Diagnosis』を思い浮かべることによって『診断』を楽しもう、といったものでした

そして、第2部の『「教育症例カンファレンス」Clinical Pearl 』では、先生が実際に経験された症例をいくつかお持ちいただき、それをみんなで『Snap Diagnosis』を使って考えていきました


全体としても、先生のお人柄がしっかり表れ、随所にユーモアも散りばめられたアットホームな雰囲気で進行していき、『診断のプロセス』から『身体所見の取り方』なども学べた、非常に内容の濃い3時間でした

山中先生、大変お忙しい中、東京までお越しいただきありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 東京医科大学西新宿キャンパス 第1研究教育棟4階 第2講堂
[参加メンバー] 上杉、加納、田中、矢野、児玉、張、中野、藤巻、松本、大友、田村
こだま