『第1回DOCSプロフェッショナル』 | DOCS日記

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本日はDOCS主催の勉強会第1回『DOCSプロフェッショナル』を開催し、外部からも30名近い学生、医師にお越しいただきました虹講師を務めてくださったのは藤田保健衛生大学、一般内科/救急総合診療部の山中克郎先生ですо(ж>▽<)y ☆



山中先生と初めてお会いしたのは名古屋の『亀井道場』でしたカメ『亀井道場』では毎回参加者全員が最後に感想を一言づつ述べるのですが、その際の山中先生のコメント中の「自分はベッドサイドでの研修医、学生教育が好きで力を入れている」という部分がとても印象に残っていましたドキドキ

そして、2回目にまた『亀井道場』でお会いした際、「DOCSに何かレクチャーしに来てくださいませんか?」とお願いして今回の会を実現することができましたクラッカー

初めてお会いして以来、山中先生の著書を読ませていただき、内容ももちろん素晴らしいのですが、僕は特にコラムの部分に表れる先生のお人柄に魅力を感じて、今回DOCSメンバーに先生を紹介できるのをとても楽しみにしていましたヾ(@^▽^@)ノ

今勉強会は具体的には『医学部では教えない「診断へのアプローチ」』と『「教育症例カンファレンス」Clinical Pearl 』の2部構成で進行しました時計

まず、第1部の『医学部では教えない「診断へのアプローチ」』では自己紹介も兼ねて先生自信が現在はまられていると言う『Snap Diagnosis』の魅力について語っていただきました目



『Snap Diagnosis』とは専門医の先生方が日常的に用いられている「この病歴と所見ならこの疾患で決まりでしょう」といった診断方法で、それを総合診療の現場でも用いることによって、無駄な検査などの患者さんの負担を減らせるのでは、というものでしたひらめき電球

この内容を一読すると、それだと「重篤な疾患を見落とす可能性があるのでは?」とか「逆にTunnel Visionに陥って無駄な検査が増えるのでは?」と誤解されそうですが、先生のお話は、もちろんその様な可能性も考慮した上で、とにかく『患者さんの話』をよく聞いて『Snap Diagnosis』を思い浮かべることによって『診断』を楽しもう、といったものでした音譜

そして、第2部の『「教育症例カンファレンス」Clinical Pearl 』では、先生が実際に経験された症例をいくつかお持ちいただき、それをみんなで『Snap Diagnosis』を使って考えていきましたキラキラ中には先生が『診断』に失敗して患者さんに辛い思いをさせてしまった苦い思い出の症例も含まれており、『診断』の難しさも学ばせていただきましたあせる



全体としても、先生のお人柄がしっかり表れ、随所にユーモアも散りばめられたアットホームな雰囲気で進行していき、『診断のプロセス』から『身体所見の取り方』なども学べた、非常に内容の濃い3時間でした!!

山中先生、大変お忙しい中、東京までお越しいただきありがとうございましたm(_ _ )m

[場所] 東京医科大学西新宿キャンパス 第1研究教育棟4階 第2講堂
[参加メンバー] 上杉、加納、田中、矢野、児玉、張、中野、藤巻、松本、大友、田村

こだま