世界初の青色LEDを開発した中村修二氏のインタビュー記事から。
日経ビジネス・10月11月号・1頁
【LEDの世界市場】
・台湾や韓国の企業はとてもアグレッシブ。
・赤色LEDではすでに台湾企業がトップ。
・日本が世界一のシェアを持つ白色LEDもこのままでは負ける。
・LEDも、半導体、液晶、携帯電話と同じ運命をたどることになる。
【日本企業の弱点】
1.投資規模が1桁もしくは2桁小さい→国内市場しか最初から見ていない。
2.経営の決断が遅い→サラリーマン社長がリスクを取らない。
3.英語が話せないので技術があっても世界で売れない。
【意思決定の違い】
・台湾・韓国→オーナー系企業が多く、すぐに決める。
・米国→膨大な資料など作らず、電話会議でどんどん決める。
・日本→大量の資料を作った上で、的を得ない会議を繰り返す。
【日本の技術者へのメッセージ】
・英語をもっと勉強するべき。
・技術の世界は英語が標準。
・中学生くらいからもっとやるべき。
・学校では英語しか話さないくらいに徹底する。
・海外にどんどん出ていく。
・そうしないと、技術があっても世界に売れない=グローバル化の波に乗り遅れる。
以上、日経ビジネスからの抜粋。
【写真掲載元:エナゴ→中村氏の英語体験も掲載】
------------------------------------------
中村氏のメッセージは技術者に向けてのこと。
もちろん、「技術者」は、「経営者」にも「ビジネスパーソン」にも置き換えられる。
「日本の将来を担う若い人」にも。
英語という道具を手に取って、自分の道を切り開こう。
英語は意志があれば身につけることができる。
英語は自分を進化させる道具でもある。
やるか、やらないか。
いつやる?
今やる。