"pinch"とは? | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"pinch"を取り上げます。

日本語でも「ピンチ」と使うので分かりやすいと思いますが、英語の使い方を見ておきましょう。

まずはロングマンExams英英辞典で"at a pinch"を見てみましょう。

used to say that you could do something if necessary in a difficult or urgent situation

大意は「ある困難や緊急の状況でもし必要ならば、あなたは何かができると言うのに使われる」ということです。

これだけでは分かりにくいので例文を見てみましょう。

If you're in a pinch, I'm sure they'd look after Jenny for a while.

大意は「もしあなたが"pinch"な状況にあるなら、彼らがしばらくの間ジェニーを世話してくれると思うよ」ということです。

詳しい文脈は分かりませんが、あなたの子供がジェニーで、私は友人で、彼らは親や親戚や親しい人ということが考えられます。

そしてあなたが困難な状況に陥ってもし必要であるならば、彼らが世話してくれるだろうということを私が確信しているという文です。

日本語の「ピンチ」は、単に「今ピンチ」などと使えますが、"at a pinch"だと単にピンチというのではなくそういう状況であれば~だのようにつながります。例文での世話してくれるのようにです。

なので使い方に違いがあるので少し注意が必要です。ちなみにアメリカ英語では"in a pinch"となります。