"recreation" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"recreation"を取り上げます。

昔、小学校の時に「レク」の時間というものがありましたが、これは"recreation"の略です。当時はこんなこと全然知りませんでした。

「レク」と言っていた"recreation"がどのような意味かロングマンExams英英辞典を見てみましょう。

an activity that you do for pleasure or amusement

大意は「あなたが喜びや楽しみのためにする活動」ということです。

日本語訳としては「気晴らし」や「休養」などがあげられます。

次に例文を見てみましょう。

His only recreations are drinking beer and watching football.

「彼の唯一の気晴らしは、ビールを飲んでサッカーを見ることです」となります。イギリスにはサッカー好きの人が多いので、実際によくありそうな感じがします。

最後に語源的に"recreation"を見てみましょう。

"re-"で「再び」を意味して、"-creation"で「創造すること」「引き起こすこと」を意味します。つまり「再び創造すること」や「再び引き起こすこと」となります。

楽しみな再び引き起こすことから「気晴らし」とつながるのでしょう。

結構日本語で使われている英語のカタカナは、その地位が確立されているので注目してみることも大切かと思います。「レクの時間」といわず「気晴らしの時間」ではやはり違和感が出てしまう気がします。