今日は久々に語源を取りあげたいと思います。
"spring"です。
"spring"には、「春」という意味と、「跳ねる」や「泉」という意味があります。
辞書によっては、この二つを分けているものありますが、一緒にしているものもあります。
語源的には二つは違います。
まず「春」という意味の"spring"の語源は、「植物が芽を出す時期」というものです。イギリスや北欧では、冬はとても厳しいものなので、春に対するイメージも日本と異なると考えられます。
北欧のヴァイキングは、食物がとれなかったことで侵略したとも言われています。とても冬が厳しいことが想像できます。
そしてもう一つの「跳ねる」や「泉」という意味の"spring"の語源は、古い英語からで「急に動く」"to move quickly"というものです。
"spring"に「春」という意味と「跳ねる」や「泉」という意味があることを覚える時のポイントは、イメージです。春になると植物がにょきにょきと上にのびてきます。これと上に「跳ねる」イメージをつなげるといいでしょう。また「泉」も上に湧き出るものなので、上にのびるイメージでつなげればいいでしょう。
「春」と「跳ねる」や「泉」は語源が違いますが、上手くイメージをつなげて"spring"の意味を覚えることをお勧めします。