村上春樹の『スプートニクの恋人』を読みました。
あらすじは以下の通り。
22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。
広大な平原をまっすぐ突き進む
竜巻のような激しい恋だった。
それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、
片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、
完膚なきまでに叩きつぶした。
そして勢いをひとつまみもゆるめることなく大洋を吹きわたり、
アンコールワットを無慈悲に崩し、
インドの森を気の毒な一群の虎ごと熱で焼きつくし、
ペルシャの砂漠の砂嵐となって
どこかのエキゾチックな城塞都市を
まるごとひとつ砂に埋もれさせてしまった。
みごとに記念碑的な恋だった。
恋に落ちた相手はすみれより17歳年上で、
結婚していた。更につけ加えるなら、女性だった。
それがすべてのものごとが始まった場所であり、
(ほとんど)すべてのものごとが終わった場所だった。
ページを手繰るのに時間がかかりました。
すみれは結局どこにいたのか、
分からないまま物語が終わってしまったので、
何だか消化不良・・・。
モヤモヤ感が拭いきれません。
というわけで、私の評価は★★★☆☆(3.0)
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