1週間以上前のことです。スミマセン
昨年に続き、今年も7月22日に上野不忍池にて観蓮会(かんれんかい)を開催いたしました。
蓮は花、葉、根、タネ、花托・・・すべてが造形的に美しいうえに有用。
神秘的で魅力的な植物ですよね。
蓮を余すところなく、観て、学んで、楽しむのがこの「観蓮会」です。
まずは見学。
「不忍池」といっても、ここは上野動物園内です。
特別に入園させていただきました。
以前は「不忍池斑蓮」という白い蓮もあり、
紅白の蓮が池を彩っていたそうですが、
今は赤(ピンク)のみです。
「観る」の次は「学ぶ」
不忍池の真ん中、寛永寺弁天堂の書院が会場です。
(これも特別)
寛永寺のご長﨟、浦井正明先生に
「ほとけさまと蓮」についてご講話いただきました。
続いて小笠原左衛門尉亮軒先生による講演です。
立華は小笠原先生が前日に生けられました。
泥の中でも咲く蓮、陸に上がるととたんに弱くなりますね。
水揚げが難しいため、残念ながら少ししおれてしまっています。
最後は蓮の葉を盃に見立ててお酒をいただく「象華杯(ぞうびはい)」
まずは麗しい着物女性のデモンストレーション
それを写す皆様がた。まるで記者会見
そして、みなさんにもお楽しみいただきました。
上野不忍池における観蓮会は、
昭和40年代に途絶えてしまいました。
それを半世紀ぶりに復活させたのが昨年のこと。
そして今年も開催しました。
上野不忍池の、そして、園芸文化協会の夏の風物詩として、
来年、さ来年・・・幾久しく続けていきたいと思います。