30~40年前であれば日本にやって来た外国人に、「お箸は使えますか。」「お刺身食べられますか。」などと恐る恐る聞いたものです。そして外国人は、人前で裸になって平気で温泉や銭湯に入る日本人の行動を、ものすごく驚いていたものです。
今はどうでしょう。
朝早くから築地にあるお目当てのお店に並んで、お寿司はもちろん、色々な海産物や9800円もするうに丼を「美味しい」「最高」と言いながらお箸を使って食べているし、温泉を楽しみに訪日する観光客もたくさんいます。
桜、富士山、寺、神社、城、祭り、庭、海、川、家々、温泉、駅、自動販売機、コンビニ、ガンダム、ドラゴンボール、コナン、鬼滅の刃、、ジブリ美術館、ゲームセンター、ガチャポン、文房具、新幹線、バス、トイレ、道、おにぎり、牛丼、ラーメン、餃子、お好み焼き、たこ焼き、卵焼き、猫カフェ、メイドカフェ、鯉、お茶、お菓子、Jポップ、日本語、そして日本の人々が作り出す秩序正しい社会・・・・・・
時代が変わり、世界の裏からもこれらを求めて人がやってきます。
昨日も初老の白人ご夫婦がJRに乗って、目を細めてうっとり窓の外を眺めている姿を見て、日本はこんなにも愛されているのだと痛感したのでした。
戦争、経済競争、資本主義の限界・・・なんだかもう疲れてしまった人々が、物静かで礼儀正しく、あまり自己主張をしないのに、それでいて面白いものを次々に生み出すこの極東の国を、オアシスのように感じているのかもしれません。
スピリチュアルやいくつかの宗教では、「また将来日本が世界の中心になる時代が来る」と言われています。
『人は死なない』の著書で知られる東大名誉教授の矢作直樹先生は、「将来、日本が世界の大調和の中心となる」と言い、歴史家・作家の林千勝先生も、「日本人こそが世界に平和をもたらす」と言っています。
覚醒下手術で有名な脳外科医の篠浦伸禎先生も、「日本精神を持って日本人が新しいレベルの顧客産業を作り、世界中にそれを広めて世界を良くすることが、新たな人類の歴史を作る唯一の道であると考える」と著書の中で述べています。
この先生たちはきちんと歴史的、脳科学的視点から、その理由も示してくれています。
戦後はずっとアメリカの言いなり。さらにここ30年間経済成長が止まってしまった日本。
しかし、経済が2位から3位に落ちたとか、大卒者の初任給が30年間変わっていないというような話とは別のフィールドで、今までとはまったく別世界で、日本が数々のオンリーワンの輝きを相変わらず放っているということを、現在日本に注目する世界の人たちが教えてくれているようにわたしは思います。
将来、宇宙が新しい地球を作る時、「今後の世界の大調和は、君たちがリーダーだよ。よろしくたのむね!」と白羽の矢を本当に日本に立てた時、自分たちの良さも、得意なことも、傾向性も何も知らなければリーダー役も務まりません。
コーチングでもカウンセリングでも、自分が出来ていることを「出来ている」と認識することは「いろは」の「い」のようなワークだし、これは国も同じで、日本がどんな歴史を持ち、どんな特異性を持ち、それを将来どんな風に生かせるのか、それぞれ日本人が個人のレベルでも考えることなのではないかと思います。
王朝が一度も交代することなく、長く長く続いてきた国、日本。世界で最も古い国家。これを一つとっても、日本は世界のどの国とも比較にならない圧倒的な価値を持っています。
しかし悲しいかな、戦後日本を占領したGHQの政策によって、戦前までは当たり前に学校で教えられていた国の成り立ちや神話、神道、日本人の偉大さも子どもたちには一切教えられなくなりました。戦後の教育を受けた人は、日本人としての誇りや愛国心なんてものを教えてもらうことなく、日本人としてのアイデンティティを失ってしまいました。
わたしは今、いつまでも寝こけている日本に、「起きろ!」「え?あんたたち、自分の国がスゴイってわかんないの?」と日本の外から大きな揺さぶりをかけられているように思います。
起こされているのですから・・・起きましょう。
それが一番お伝えしたかったことです。
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学校教育もテレビも、日本について本当のことなんて教えません。日本の大人は皆、自分の国について一から自分で学び直さないと。涙が出るくらい勇敢で美しい国について。