嬉 | M3遣いのブログ

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ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

「このドリルドのディスクローターは、社外品ですか?」


公園の駐車場に停めていたクルマに戻ろうとして、いきなり話しかけられた。犬の散歩中と思しき初老のおじさん。もちろん顔見知りではない。


「いいえ、純正ですよ。どこもいじっていない、どノーマルのM3です。」
「はぁー、すごいですなー。実は私も、このクルマに乗りたくてしょうがないんですわ。」
「あー、そうですか。とってもいいクルマなので、ぜひ乗ってください。」
「でも、2世代前だから10年落ちくらいでしょう?メンテナンス費用が心配で。」
「いえいえ、そんなことはありませんよ。つい先日も、ディーラーで車検を通したばかりですが、ほとんど部品を替えるところがなくて、10万円ちょっとで済みましたよ。」
「へぇー、そうなんですか。」


初対面なのに、10年来の知己のように話が弾む。その時は、次の予定があったのでこちらから話を切り上げさせてもらったけど、時間さえ許せば初対面の人とでも、何時間でもクルマについて喋っていそう。


M3に乗っていると、たまにこういうことがある。相棒自慢の私には、とても嬉しい。昔、同じM3に乗っていました、という人も何人か。皆さん一様に、「M3は本当にいいクルマだった。買い替えなければ良かった」と口を揃えておっしゃってくださいます。


中には、M3からなんとM6(1,700万円!)に乗り換えたけど、本音はやっぱりM3のほうが運転は楽しかった、としみじみ語ってくれた人もいた。ますます嬉しくなる私。


最近新型の2シリーズが発表されて、その頂点に立つのはM235iというモンスターマシン。Mモデルではないにもかかわらず、3,000cc直6ターボエンジンが絞り出すトルクは、わが愛車E46_M3をはるかに凌駕する45kgm以上。馬力もほぼ同等。交差点で並んで、シグナルGPをすれば、間違いなくM3が負けるだろう。


ボディサイズもM3とほぼ一緒で、大きいクルマが嫌いな私にはぴったり。右に限られるが今となっては希少なMT(マニュアルトランスミッション)もラインナップされているので、次の愛車候補の有力な車種であることは間違いない。


でも、今のところ慌てて買い替えを検討する余地は全くない。なぜなら、私自身が、M3が新型のM235iに劣っていると思う部分は何ひとつないと感じているし、M235iは今後少なくとも6年以上は買おうと思えばいつでも店頭に並んでいる(ゼニの話は別として)。


一方、M3はもし手放したら、もう二度と状態の良い個体に相応の価格で乗ることはできなくなるだろう。もうすでに、最終型でさえ10年近くにならんとしているところだから。


それを考えると、今、M3を手放すことはあり得ない。今週末もまた、某ディーラーの営業さん(BALCOMではないです)が、「M3の査定とM235iの見積もりを出させてください」と電話をかけてくるのだろう。


その営業さんに、このブログを紹介したら、あきらめてくれるかしら。