果てしなく続くかと思われた(その17)M3編ですが、意外とあっけなく3回で終了。ここからは、わりと早いかも。今回は、16台目の愛車を紹介します。
BMW_320i Coupe M_sports(E92)
所有期間:10ヶ月
このクルマは、自分にとって2台目のBMW車。購入のきっかけは、前に乗ってたクルマ(320iセダン)が、通勤途中に脇道から飛び出してきたオバサンのVWポロから、横っ腹に突っ込まれて、130万円かけて修理したけど、どうしても事故前の状態に戻らなかったから。クルマ屋さんも、「直ってない」と断言してくれたが、保険屋は認めてくれなかった。
泣く泣く、手放すことに。初めてのBMW車でその素晴らしさに魅了されてしまった私は、次もBMWしか考えられなかった。予算を決めて、セダンの323i(E90)を軸にネットで探す。なぜ、323iかというと、最もリーズナブルに、BMW自慢のシルキーシックスを味わえるから。
ところが、最終的に選んだのは、6気筒の323iではなく、4気筒の320iクーペ(黒メタ・6AT・右)。理由は、スタイリングにひと目惚れしたから。
とにかく、カッコイイ。今見ても。精悍さと、2ドアノッチバック*1クーペならではのエレガントさが、見事に調和している。まさに、「流麗」という表現がピッタリ。特に好きなアングルは、フロントグリルの前に立って、斜め上から見下ろしたとき。
左右のフロントフェンダーが、グイっと張り出して、精悍さを強調。ほれぼれする。上の写真でもわかるはず。E90セダンのデザインは、日本人の永島譲二氏が手がけたことは有名な話だが、E92クーペは、どうなんだろう。
エンジンは、N46B20Bの後期タイプ(156PS)。前期タイプ(150PS)からの乗り換えだったけど、違いはわからず。燃費はとても良かった。高速を走れば、14km/lを軽く越えた。
ただし、コーナリング時の感動は、なぜか320セダンに及ばなかったなぁ。最初の印象が余りにも強すぎたせいなのか、セダンとクーペの違いによるものなのかは、未だに謎のまま。
極上のシルキーシックス(自然吸気)を味わいたいなら、中古でE92_325iクーペという選択肢がある。直6・3000cc(なぜ330ぢゃないんだろう?)で、ATしかないけど、確か左も選べたはず。ただし、タマ数は少ないと思うので、めったに出ないし、出ても結構高いかもです。
*1:ノッチバック 車のボディ形状をあらわすとき、トランクが独立していること。特に、ハッチバック(リアウィンドウとトランク蓋が一体化している形状)と区別するときに使われる。