WESCO & VIBERG 徹底比較 | EMPTY GARAGE "El Camino" BLOG 

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BLOG復活第一弾にふさわしい記事からスタートしましょう。



徹底比較! 


WESCOブーツのエンジニア

VS

VIBERGブーツのエンジニア


まずは 概要対決!


EMPTYGARAGEのブログ-WESCO vs VIBERG












WESCOもVIBERGも西海岸系のブランドなのは同じ。

創業は、13年ほどWESCO社の方が古い。



それでは、写真をご覧下さい。左がWESCO、右がVIBERG。

ブーツの仕様は、EMPTYGARAGE定番で・・・・・

9インチ丈 

ブラックラフアウト(裏革)
#100ビブラムソール
ホワイトソールステッチ
ブラックアッパーステッチ
ニッケルバックル


$EMPTYGARAGEのブログ-WESCO,VIBERGブーツ徹底比較!

$EMPTYGARAGEのブログ-WESCO,VIBERGブーツ徹底比較!


革の色味は、今回たまたまWESCOが真っ黒な感じですが、これは革の
仕入れ時期によって変わります。VIBERGのほうが濃い場合もあります。


ちなみに、革質、厚みはほとんど同等と思います。




採寸対決!

EMPTYGARAGEのブログ-ウエスコ VS ヴァイバーグ

EMPTYGARAGEのブログ-シャフト径

EMPTYGARAGEのブログ-ソールの厚み


EMPTYGARAGEのブログ-全長

EMPTYGARAGEのブログ-アーチ



知っている方も多いと思いますが、VIBERG社のサイズは UK(イギリス式)方式を採用しているため、同じ8インチでもWESCO社のUS(米国)サイズとは異なります。一般的には、「1インチUKサイズのほうが大きい」と言われていますが、実際に計測、試着してみたところ、大きな差はありませんでした。若干、VIBERGのほうがゆとりがあるような気がします。普段、WESCOで 8Eを履いている場合、VIBERGでは 7.5D, 7.5EE, 8D のいずれかになると思います。お客様の足の形によって推奨サイズが異なります。

次に、ソールの厚みが3mmの差しかないのですが、VIBERGのほうが結構分厚く見えます。実際にソールに使用しているレザーの厚みが結構分厚くなっているので、そこが大きな差を生んでいるのでしょう。


シャフト径が面白い結果になりました。開口部はほぼ同じなのですが、根元部分はVIBERGの方が2cmも細くできておりました。これは見た目も変わってきますし、パンツを被せたときにも変化があると思います。


ソールのアーチ部分の角度も気になりましたね。WESCOは、割とストーンと落ちているのに対して

VIBERGはソールの厚みがあるので、緩やかに下りていってますね。



TOE(トウ)対決!


$EMPTYGARAGEのブログ-VIBERG TOE
上:VIBERG TOE




$EMPTYGARAGEのブログ-WESCO TOE
上:WESCO TOE




どうでしょう? トウの形状はあまり変わらない気もします。
上から見ると、WESCOの方がやや楕円を描いたような緩い円形の
トウになっている感じがしたので、アウトソールに沿って鉛筆で紙に
型をとってみたところ・・・・・ほぼ同じでした!


今回のVIBERGが、Dワイズなので細身に見えるはずなのですが、 もしも

EEだったらもっとぼってり見えるのかもしれません。今度、DとEEの徹底比較
でもやりましょう。

ステッチ対決!


EMPTYGARAGEのブログ-vibergステッチ
3本ステッチのVIBERG


EMPTYGARAGEのブログ-WESCOステッチ
2本ステッチのWESCO


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EMPTYGARAGEのブログ-VIBERGステッチ
3本ステッチのVIBERG

EMPTYGARAGEのブログ-WESCOステッチ
2本ステッチのWESCO


VIBERGのトリプルステッチは、繊細かつ強度抜群で手間が掛かっているようです。

これが、ブラウンやホワイトステッチだったら、よりアクセントになるはず。


トップ仕上げ対決!

EMPTYGARAGEのブログ-WESCOトップ
EMPTYGARAGEのブログ-WESCOトップ

WESCO シャフトトップ・・・・   


革を折り返しボンドを塗り縫製したのみ。

新品時には足にはあまり優しくないと思います。
オプションのレザーライニングを追加するとロールドトップ仕上げにはなるが追加料金は21,000円 



さて、気になる VIBERGのシャフトの仕上げは・・・・・

EMPTYGARAGEのブログ-VIBERGトップ
EMPTYGARAGEのブログ-VIBERGトップ
シャフのレザーともう一枚の革を縫い合わせロールドトップ仕上げになっている。
足に優しい仕上げとなっており、ステッチも二本で仕上げている。 上質!


ここでの軍配は 明らかにVIBERGか?



バックル対決!

WESCOバックル

VIBERGバックル

全く同じバックルを使用している。仕入先も同じであろう。

インソールール対決!



EMPTYGARAGEのブログ-WESCO中敷き



WESCO社は、クッション効果のある
ブラックの中敷きが入っている。


10年前まで使われていたタータンチェックの中敷きが見た目はベストだった。


しかし!!! 今回採用された、中敷きは、ついにWESCO社が自社で開発・生産

したもので、ライニングにも使われているCAMBRELLE(R)というハイテク素材を

使用しており、歴代最強・最高との言われている。



EMPTYGARAGEのブログ
VIBERGはレザーインソール。中敷きはオプション。

ちなみに中敷きは、こんな感じです。

http://emptygarage.jp/SHOP/VIBERG_GOODS_001.html



ソール対決!


EMPTYGARAGEのブログ

WESCO社は、ビブラム#100スタンダード
(オイルレジスタンスではない)


EMPTYGARAGEのブログ-VIBERGソール

VIBERG社は、雪国のカナダらしく
ビブラム#100Fire & Ice を標準装備
耐火、冬期スリップ防止、対油の上級ソールを
標準装備(白のマーカーがポイント)


価格と納期 対決!


EMPTYGARAGEのブログ-WESCO vs VIBERG

WESCOは、正規ディーラーで購入すると、ヒール交換が無料で

ソール全張替えは、5000円で受け付けているとこが大きなポンイト。

実質、20,000円以上の値引きがあるのと同じ。


ここでは、WESCOのほうに軍配が! しかし、納期が長いのも欠点。


結論は

価格、品質、納期、カスタムオプションなどから、何を重視するかによって、お客様にとって

「今」求めるブランドは違ってくるはず。ブランド選びの参考になればと思い、「徹底比較」をやってみました。

初めて買う人と、どちらかの一方のブランドを持っている人が次のブーツを買うという状態では
全く選び方が異なりますよね。

店頭に来て頂ければ、より細かく説明もできますし、試着もできますので

違いが分かる男になるでしょう。



ちなみに、今私が発注しているブーツは・・・・・・・

詳しくは店頭で・・・

http://emptygarage.jp/



NEWS


12月中頃に、EMPTYGARAGEのNEW STANDARDエンジニアブーツが

両ブランドともに発売開始されます。


Have a nice weekend!