Asahi Shimbun Weekly AERA 2012.10.8の記事をお友達から見せて貰いました。これは昨年のNHK教育番組(MC:安めぐみさん)でも見ましたので、仕組みと効果と展望を聞いて知っていました。その時よりも状況は進んでいるようですね。

遺伝子操作されたウイルスを感染させるという事に抵抗を感じ、本人にも聞いてみましたが大それた遺伝子操作では無いし、新型ウイルスとなる危険性は無いし、既存の抗ウイルス薬でも対応可能だし、臨床試験では問題は起こっていないので、心配ないとの見解でした。

種子などで行われているような遺伝子組み換えではなく、一部の遺伝子の機能をON/OFFする「操作」なので一緒にしてはいけないようです(この表現で合っているのかな・・・)。

正直申し上げて、常人の理解を超えております。昔からそれなりに仲も良かったので人となりを存じていますが、凡人の私とはまるで異なり、もう桁違いに賢い青年でしたが、人当たりも良く、正義感も強く、とても信頼できます。それは今も変わらぬ人柄です。

このブログでも今の医療の底は浅く、本当に役に立つ医療は少ないと言ってはきましたけれども、珍しくこのG47Δは期待を持っております。脳の血管は特殊で強固なバリヤーをもっており、血管の裏に居る悪性脳腫瘍へ免疫細胞が到達できません。自然治癒力(免疫力)が上がってガンが消えた人はいくらでも会いますが、膠芽腫の生還者を私はまだ知りません。それが消えるとは素直な驚きです。


これから始まるであろう様々な悪性腫瘍に対する治験により、安全性と効果が確認できてる事を願っております。



 ウイルス療法の臨床研究 -遺伝子組換え単純ヘルペスウイルスを用いた悪性腫瘍の標的治療-

 一つの心配は、これが開発されると殆どの抗癌剤はお役御免になるであろう点です。もし、この治療法の開発が突然に頓挫するようであれば、利権を失う方々からの圧力に屈したと言えるでしょう。また、この教授が不祥事で起訴されたり、痴漢で逮捕されるようなことがあった場合、人柄を知る私としては「あり得ない」ので、「陥れられた」と判断して欲しいです。