一般公開するに当たって、注意書きが必要だと思うので書きます。
ここに書かれていることは私の個人的な考え方です。
信用するか、しないかは、読まれた方のお考えにお任せ致します。


* ◆ 降圧剤の注意点を書こう も参照



<在宅血圧計の注意点を言おう>

自分専用の血圧計(上腕測定用)を買う : 指・手首は不正確と思って下さい。

起床時 と 夕方(帰宅時) に測る

~ これは、起床時=安静時、帰宅時=活動時 を知ることになる。一般的には安静時は低く、活動時は高めになるので、グラフはギザギザになるのが一般的です。
 起床時の測定で、トイレは我慢してはいけません。済ませて下さい。
 高血圧も朝高い人、夕方高い人、規則性がない人とパターンは様々です。
 生活パターンによって、起床時と活動中の決まった時間に測るようにして下さい。

 入浴中は血管が開くので血圧は下がり気味になるものの、脱衣所当たりから皮膚の血管は閉じ始めるので血圧は上がり気味になる。逆上せ気味で心臓がバクバクしている状態であれば、血圧は更に上昇するので注意が必要です。温泉場の注意書きに「高血圧の方お断り」なんて書いてあるのはこのためです。


日々の測定が大切 (自分の血圧パターンを知る)

・体調に異変を感じた時にも測る習慣を持ちましょう。

・160/100 mmHgが、測定した内の半分を越えるようなら、降圧剤を考えても良いと私は考えていますが、やはり血圧のパターンと自覚症状、持病の有無や程度を把握しないといけません。

・病院や健診で血圧の異常を指摘されても、直ぐに自分は異常だと思い込まないことが大切です。血圧が145/85mmHgでも、「あ、高血圧ですね。薬を出しておきましょう。」という流れが出来上がっているので、「私は高血圧の自覚症状もありませんし、家用の血圧計を今日買って帰りますから、家での血圧を見て頂いてから薬を考えたいと思います。」と担当医へは伝えましょう。

・ 既に自覚症状があれば薬は必要だと思うので、少量から開始してみると良いと思います。自覚症状は、動悸、息切れ、のぼせ、火照り、めまい、等です。ただ、担当医がその通りにしてくれるかは分からないので、出された薬が「少なめなのか」を担当医か薬局で確認すべきです。高めの血圧だった場合は、降圧剤が3種類で全部極量だった なんてことも充分にあり得るからです。

自分が高血圧かどうかは、スポーツジムやお役所、薬局などでも自由に図ることが最近では出来るでしょうから確認して下さい。




<高血圧における日常生活の注意点を言おう>

急激な血圧上昇を招く事を避けることが重要である。

・ 寒暖の差で血圧上昇 :  →  で、脳出血は増加する傾向にあります。脳出血の多くが「冬」の「トイレ」と「風呂の脱衣所」なので、特に注意が必要だと言えます。

 これは、入浴中は身体が暖まることによって全身の血管が開き、血圧が低下します。で、湯船から出た直後の寒い脱衣所で体表表面の血管は収縮し、血管抵抗が急上昇して血圧が一気に上昇するのです。逆上せ気味であれば、尚更、血圧の上昇する勢いは増すでしょう。自律神経の調節が下手な方も急激な変化についてこれないと思います。繰り返しになりますが、温泉場には「高血圧の方はお断り」などという注意書きがあるのは、このためです。寒いトイレで尻を出し、激しくいきむことでも起こりやすいので、便秘もしていない方が身のためですね。

・サウナ直後の冷水風呂 = 自殺行為だと思うのです。
よく死人が出ないなと思うのですが、昔から有るから先人の知恵なのでしょうか。でも、納得は出来ません。逆上せて血圧が下がってフラフラの状態で膝下だけを冷やすならば、下がりすぎた血圧を戻す効果が期待できるので意味は有るのですが。

・ インパクトの強い行為(腹圧上昇=血圧上昇)で出血する人がいます。以下は、実際に私が遭遇した状況ですので、高血圧の人は注意が必要だと思います(他にも思い当たる事は慎みましょう)。

~ ゴルフ(殆どがティーグラウンドだ)、カラオケ熱唱、激しくいきむ便秘、会議で激高、部下に憤怒、箪笥やピアノの重量物の移動、激しい性行為等である。