2月28日の朝…
私の大事な大事な武多が
虹の橋へ旅立ってしまいました。
27日、
いつものように朝一で
点滴を受けさせに動物病院へ行き家へ戻りました。
お昼過ぎになり、
武多が苦しそうに呼吸してる事に気付き
時間外で再び病院へ。
心臓の肥大により、肺が圧迫されてるのが原因との事で薬を注射。
何本か注射を打ち、落ち着きがみられたので
家へ連れて帰りました。
この2度目の病院の時に、
先生から厳しいかも…と話をされたものの
数ヶ月前にも同じ状況になって、
この日まで回復していたので…
また大丈夫だという
訳のわからない思い込みがありました。
夜10時前になり、
再び武多の呼吸が荒くなり、以前教えて頂いていた先生の携帯へ電話。
家で朝まで様子を見るべきか病院へ連れて行った方がいいか悩む私に、電話口から聞こえてくる武多の息遣いが辛そうなので、連れて来た方がいいかも…と。病院を離れていた先生も戻って診てくれるとの事でした。
病院へ急ぐ自転車のカゴで、
普段ほとんど吠えず、この時は息するのも苦しかったはずの武多が3回…
大きな声で吠えました。
苦しいのかと、急いだんですが
今思うと…
病院へ連れて行かないで!
という最後の
武多のお願いだったのかもしれません。
この時でさえも、
これが最後だとは本当に思わず…
頑張ってね。と、武多の頭を軽く撫で
普通に預けるように先生に委ねて
私は家へ戻りました。
朝まで連絡がなかったので、
大丈夫だったんだとホッとし、1時間ほど寝てしまったところ、病院から着信が…
間に合いませんでした。
最後の瞬間、一緒にいてあげることが出来ませんでした。
ちゃんとしたお別れも出来ないまま…
武多は逝ってしまいました。
なんで大丈夫だと思ってしまったんだろう…家で看取ってあげればよかった…
後悔だけはしたくないと、闘病ケアをしてきたのに…最後に色んな選択ミスをしてしまった…辛いです。
最後の最後で大きな後悔をすることになってしまいました。
もう息をしていない武多を撫でながら
ゴメンね、頑張ったね。しか言えない私に
先生が、武多くんは本当に頑張りましたよと、言ってくれました。
何もしてあげれなかったと自分を責める私にも、えみっちさんも、本当に頑張りましたよねと言ってくれました。
1年半以上、ほぼ毎日
点滴を受けさせに通院し看病して…
色んな事情から、してあげたくても出来ない飼い主さんがほとんどなんですよと…
年を越せるか…と言っていた武多くんが
この日までこれたのは間違いなく
えみっちさんの家の子だったからですよ。
これ以上してあげられる事は何もなかったです。と、言ってくれました。
少しだけ心が救われました。
先生は一晩中武多を診ていてくれたようで、
薬と呼吸器等で一旦落ち着きを取り戻し、
ここしばらく見られなかった、
うつ伏せの状態で気持ち良さそうに眠る姿も見れた事から、先生もこれで大丈夫だと思ったそうです。でも、朝方に急変し…
最期はすぅ…っと、おちるように呼吸が止まり心臓が止まったとの事でした。
家であのまま様子をみていたら、苦しいままの旅立ちだったかもしれないので、最後に苦しまずに逝けたのはよかったのかな…
今にも起き上がりそうな、
いつもの可愛い武多くんですよねという先生。まるで笑っているかのような…
本当にムクッと起きて、いつもの様に私のすぐ後を追っかけて来てくれたらどんなにいいか…こんな茶目っ気たっぷりな表情のまま逝ってしまうなんて、最後まで反則だよ武多さん。
急変した時も、旅立ってしまった時も、火葬の時も全部1人だったので、本当に辛くて…人間ってこんなに涙が出るんだと思うくらい泣きはらしたけど…
最後にと武多に逢いに来てくれたり、私を心配してくれる友人達のあたたかい励ましに救われています。
ちゃんとしたお別れは出来なかったけど…
最初に脳腫瘍が見つかった時から、
ありがとうと、大好きだよ。という言葉はずっとかけてきたので…その気持ちだけは武多に伝わっていると信じたい…。
この15年、武多が全てだった私
どこにいても武多の思い出と影はあるのに姿だけが見えない毎日に慣れません。
一週間以上経った今でも
朝起きた瞬間に…何でもない時に…涙が知らずに溢れてしまってる事があります。
辛いけど…少しずつでも前を向いていけるように、頑張って顔をあげる努力をしています。
武多の最期の写真を投稿するか…凄く悩みました。もし、気分を悪くされた方がいたらごめんなさい。
怖がりだけど、表情豊かで、穏やかで…
優しい子でした。
うちの子になってくれたのが武多で
本当に良かった…
ブログからだと、10年以上のお付き合いになるお友達、実際に会ったり、武多のファンだと言ってくれたお友達…常に気にかけて事ある毎に連絡をくれたお友達…武多を通じて仲良くしていただいた全ての方に御礼を申し上げます。
武多を可愛いがっていただき
本当にありがとうございました。