2016−17シーズンが開幕しました。

私は雪上トレーニングはお休みでしたので、お部屋でテレビ観戦をして、

選手たちの気持ちになって一緒にドキドキしていました。

長谷川絵美選手曰く、今年のゾルデンは氷のバーンではなかったようですが、

いつもは氷の上、表面が波打った急斜面なので板が弾かれないようにターンをしていくのが必須となります。しかし抑えすぎてもタイムは出ないし、かといって走らせられるような斜面でもないので、とても難しいコースです。

だから体重やパワーがある選手は自然と有利となると思います。

ただでさえ難しいのに、そこに開幕戦という誰もが注目しているという状況があるので自然と”良いパフォーマンスをしたい。見せたい。”

という選手が持っている欲が出てきて、でも

”初戦だしゴールをしなくては。緊張する。”という気持ちもあり、、、感情は色々。

すると、確実にできることを見失いがちになり、ゴールして、

あれ。自分はこのコースで何をしてきたんだろう・・・。と後悔しか残らなくなります。

私は何度もそんな経験をしてきました。

まぁこんな風に言ったり分析だけならめちゃくちゃ簡単ですから、

これから私自身、言っていることを実践していかなくてはいけず、

そう思うと証明するために現状を無視して”良い結果を出さなきゃ”と思い、自分のハードルを上げがちになるでしょう。（はい。予想はついています。）

なので、目標とは別に確実なものは何かをしっかり見定めて、「これだったらできる！」と思える確実なことをコースでやっていく、という作業を繰り返したいと思っています。目標とは別とは目標は世界一ですからね。確実にできるものとは違いますね。

でもこれについてはどんな競技でも勉強でも仕事でも同じだと思います。

偉そうなことを言うつもりはありませんが、だから練習、勉強、仕事、自分に対する信頼、信用を起こすために繰り返して精一杯の姿勢を尽くして、そしてそれが評価（試合？テスト？給料？）という場に繋がるのではないでしょうか。

実力以上のもの等ないし、１２０パーセントの力なんてありません。

学校のテストであれば、目標は満点を取りたい。でも知っている確実な答えを書くしか方法はありませんよね。（マークシートだったら４択だし、まぐれが多少はあるかもしれませんが）

もちろん全力は尽くします。それが前提です。

最近は私は８割出来たら自分に大判のOK判子を押してあげる癖をつけています。

その方が前の自分よりも断然ハッピーですし、自信と誇りが生まれています。

そうです。ゾルデンのGSを見ていたら俄然GSもやる気です。（何がそうなのか・・・笑）出来そうな気がする〜！ってやつです。

しかし無理と怪我だけはしたくないので、わきまえてトレーニングしていきます。

明日の男子もどんなパフォーマンスをするか楽しみですね。

先日撮ったゾルデンの急斜面。急です。

実はスラロームの開幕戦レビも急です。

テレビでは全然そうは見えないかもしれませんが、ゾルデンと急斜面の斜度は変わりません。というか最大斜度はレビの方が急かもしれません。

シーズン開幕しましたね。